リストラ最終段階迎えるEmbracer、CEOが“時期尚早”としながらも開発会社買収を再始動させたいと語る | GameBusiness.jp

リストラ最終段階迎えるEmbracer、CEOが“時期尚早”としながらも開発会社買収を再始動させたいと語る

人員削減、スタジオ閉鎖などを含む大規模な再編も、いよいよ最終局面になったとのことです。

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リストラ最終段階迎えるEmbracer、CEOが“時期尚早”としながらも開発会社買収を再始動させたいと語る
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『Borderlands 3』より

スウェーデンのカールスタードに本社を置くEmbracerのCEOであるLars Wingefors氏は「新たなスタジオの買収について話すのは時期尚早だ」と語りました。

THQ NordicやPLAYION、Coffee Stainを傘下にもつ同社は、直近の経営状態の悪化を改善すべく1,300人以上の従業員を削減し、数十のゲームタイトルを開発中止するなど大胆なリストラ策を講じています。リブートさせるとした『TimeSplitters』シリーズの開発会社であるFree Radical Designや『Saints Row』の開発会社であるVolitionなどのスタジオを閉鎖するなど“より良い製品やゲームを作ることで収益性とキャッシュフローを増加させる”選択と集中を行っています。


様々なリストラ策が講じられる中、つい先日にはGearbox Software(2022年買収)をTake-Two Interactive Softwareへ4億6,000万ドルで売却することが正式に発表されました。Take-Twoによる買収は2024年6月に完了する予定で、その後は同社が『ボーダーランズ』や『ワンダーランズ ~タイニー・ティナと魔法の世界』シリーズなどの権利を保有しますが、Embracerも(旧Gearboxの)『Lost Boys』などの権利を引き続き保有します。


通期決算後のカンファレンスコールにおいて、Wingefors氏は今後のM&Aの予定に関しては「もっと増やしていきたい」と述べるにとどめ、「現在、私たちはグループの将来を検討する最終段階にあり、それがもっとも優先すべき事項となっています」と続けました。また、相次ぐリストラについて「閉鎖、または売却した企業はキャッシュフローがマイナスであった」とも語っており、現時点で保有し続けているものは「(きちんと利益を出せる)重要な非売品」であるということです。

《蚩尤》

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