『Dishonored』や『Prey』を手掛けたArkane Austinの元スタジオディレクターであるHarvey Smith氏が、ポッドキャスト番組「My Perfect Console」に出演し、2024年5月にマイクロソフトによってスタジオが閉鎖された際の心境を語りました。
スタジオ閉鎖は「ショックだった」、閉鎖直前まで『Redfall』改善に尽力
Smith氏は番組の中で、スタジオ閉鎖を前夜に知らされ、「非常にストレスの多い夜を過ごした」と振り返りました。
突然の決定については、「ショックだった。なぜなら我々は本当に良い仕事をしてきたからだ」と語り、特にキャリアの浅い若いスタッフたちへの影響を憂慮していたことを明かしています。
スタジオ閉鎖が決定した後も、チームは『Redfall』の改善作業に尽力。Smith氏は社内で熱心に働きかけ、最終アップデートとなるバージョン1.4をリリースできたことに誇りを見せています。
「マイクロソフトは我々が1.4を完成させることを許可してくれた。その結果、チームの仕事は無駄にならず、今そこにあるゲームは我々が発売したものよりずっと良くなっている」と述べました。

閉鎖には同意できず、「とてもクールなものに取り組んでいた」
『Redfall』の最終アップデートをリリースできたことへの感謝を述べつつも、Smith氏はスタジオ閉鎖というマイクロソフトの決断自体には同意できないと明確に述べています。
「それは私が同意した決断ではなかった。私はスタジオの未来を強く信じていた。我々はとてもクールなものに取り組んでいたんだ」と語り、閉鎖されなければ新たなプロジェクトが進行していたことを示唆しました。

また、同氏はArkane Austinが過去に手掛けた未完成のプロジェクトにも言及。
かつてライセンスがEidos-Montréalに戻る前に『Thief』のゲームに取り組んでいたことや、とりわけ『Dishonored』以前に「ブレードランナー」のゲームを開発していたことを明かし、「我々が『ブレードランナー』で何ができたか……」と、実現しなかったプロジェクトへの想いを滲せました。
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