
ソニーグループのゲーム&ネットワークサービス分野(G&NS分野、以下ゲーム事業)は13%の営業減益で第2四半期(2025年7月1日~2025年9月30日)を通過しました。
2022年に買収したBungieの『Destiny 2』に関連して一部減損損失315億円を計上。あわせて過去に資産計上した開発額を修正して183億円の費用も計上しました。円安による為替の影響で108億円のプラス効果が働いたものの減益。一方、G&NS分野の通期営業利益見通しは、前期比20.5%増の5,000億円を計画しています。
トランプ関税が300億円もの利益下押し要因になっていますが、アドオンコンテンツが力強く伸びています。
アドオンコンテンツは7%の増収で業績に大きく貢献
2026年3月期2Q単体におけるゲーム事業の売上高は、前年同期間比3.9%増の1兆1,132億円、営業利益は同13.3%減の1,204億円でした。ゲーム事業は1Q(2025年4月1日~2025年6月30日)の営業利益が前年同期間の2.3倍に膨らんでいました。これは自社制作以外のゲームソフトウェアの売れ行きが好調だったため。1Qは『モンスターハンターワイルズ』の世界的な大ヒットに沸いていました。
2Qは13%程度の減益ではあるものの、1Qが好調だったこともあり2026年3月期第2四半期累計期間(2025年4月1日~2025年9月30日)の売上高は前年同期間比5.9%増の2兆497億円、営業利益は同31.5%増の2,683億円と大幅な営業増益で折り返しています。






