CD PROJEKTグループは、2025年第3四半期の決算報告を公開しました。発表のなかでは、販売本数3,500万本を突破した『サイバーパンク2077』や、その続編についても触れられています。
発売から5年、今なお愛される『サイバーパンク2077』が収益を支える

決算報告のなかでは、第3四半期における売上高はおよそ3億4,900万ズウォティ(約149億円)、純利益は1億9,300万ズウォティ(約82億円)を記録。
売上高は前年の同時期と比較すると53%増加しており、売上の多くは『サイバーパンク2077』と、DLC「仮初の自由」など関連する製品によるものだとしています。

『サイバーパンク2077』は3,500万本売上を達成したことが決算報告のなかで明らかにされたほか、今年にはPlayStation Plusのカタログタイトルに本作が追加されたことをはじめ、ニンテンドースイッチ2やMacなどプラットフォームの拡大もこの勢いを後押ししたと語っています。
なお、3,500万本という販売本数のなかにはサブスクリプションサービスからのダウンロード数は含まれておらず、純粋な販売本数のデータとなります。
スイッチ2版については上半期の決算報告(2025年8月)でも言及されており、その際には購入者の70%以上がパッケージ版を占めていたことや、サードパーティ製タイトルながら売上の上位にランクインしているといったデータが提示されていました。
スタジオ規模の拡大など、“サイバーパンク2”に向けた取り組みも

またユーザーからの注目が寄せられる「サイバーパンク2」プロジェクトについては、現在ボストンに拠点を置くチームが主導となって開発を進めています。ボストンのチームは80名以上が在籍し、『GTA』や『ゴッド・オブ・ウォー』、『The Last of Us』といった大型タイトルに携わったシニアクリエイターが中心となっています。
現在はプリプロダクション(準備)作業を進めるために採用を拡大し、今後は2年間にわたってボストンの開発チームの人員を倍増させていく計画があるとのこと。また、ワルシャワやバンクーバーのスタジオでも同様に規模を拡大し、全体として400名を超える開発体制となるようです。


質疑応答の場面では本作の具体的な開発段階についての質問がありましたが、現段階や開発フェーズについて話すのは時期尚早との回答。「サイバーパンク2」チームの開発進捗には満足しており、時期が来れば正式なアナウンスをすると語られています。
また、同社が進める『ウィッチャー4』についても、「2026年には発売しない」ということを改めて強調しつつ、内部の計画に沿った開発スケジュールが順調に進行していることを明らかにしました。

CD PROJEKTグループの決算報告の詳細は、公式サイトにて確認可能です。











