NFTを用いた新感覚ゲーム『資産性ミリオンアーサー』と『SYMBIOGENESIS』の挑戦【AWS Summit Tokyo】 | GameBusiness.jp

NFTを用いた新感覚ゲーム『資産性ミリオンアーサー』と『SYMBIOGENESIS』の挑戦【AWS Summit Tokyo】

NFTを用いてコレクション性を高めた新感覚ゲーム『資産性ミリオンアーサー』と『SYMBIOGENESIS』とはどのようなタイトルなのか? スクウェア・エニックスが取り組む挑戦的な企画を紹介します。

ゲーム開発 ブロックチェーン
(C)2023 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
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日本最大の「AWSを学ぶイベント」として4月20日・21日に千葉・幕張メッセで開催された展示・セミナーイベント「AWS Summit Tokyo」。

その初日に登壇したスクウェア・エニックスの畑圭輔氏は「サスティナブルな Web3 事業を実現するためのサービス設計と支える技術」と題したセッションを実施。NFTを用いた新感覚ゲーム『資産性ミリオンアーサー』と『SYMBIOGENESIS』についてトークを繰り広げました。

NFT企画を立案した経緯、そしてWeb3事業に持続性を持たせるためのサービス設計とははたしてどのようなものなのか? 実験的な取り組みについてレポートします。

▲ブロックチェーンを取り入れたデジタルコレクション作品『資産性ミリオンアーサー』。その土台となりコンテンツを支えるシステムとして採用されたのがAWSです。

◆スクウェア・エニックス初のNFTプロジェクト『資産性ミリオンアーサー』とは?

▲セッションに登壇した、スクウェア・エニックスのブロックチェーン・エンタテインメント事業部の事業部長、畑圭輔氏。『資産性ミリオンアーサー』のプロデューサーです。

2017年頃からブロックチェーンの技術をリサーチしていたというスクウェア・エニックス。その取り組みの中から誕生したのが、2021年にサービスを開始したデジタルコレクション作品『資産性ミリオンアーサー』です。

『ミリオンアーサー』シリーズはもともとスマートフォン向けゲーム『拡散性ミリオンアーサー』からスタートし、ゲームのみならず、実写化作品『実在性ミリオンアーサー』、4コママンガ『弱酸性ミリオンアーサー』など多岐にわたる展開がなされたIPです。

続編やスピンオフで物語を広げていく従来のシリーズ展開と違い、達成すべきミッションに合わせて新たな物語を生み出していく……チャレンジングな姿勢が『ミリオンアーサー』らしさと言えるでしょう。

今回もシリーズの名称を引き継ぎながら、ブロックチェーンを活用する場としてまったく異なる楽しみ方を提案してくれました。

▲『ミリオンアーサー』シリーズはこれまで様々な展開が繰り広げられてきました。

『資産性ミリオンアーサー』最大の特徴は、やはりブロックチェーン技術を用いた遊びの提供です。基本的な遊び方としてはNFTデジタルシールを購入・コレクションすること。そのため難しく考えられがちなNFTに親しみを持ってもらおうと、専門用語を避けたり楽しく遊べるような設計を心がけたりしました。

また2023年4月からはセカンドシーズンとしてゲームコンテンツを追加。これまではまずシールを購入しなければならなかったのに対し、新規のゲーム要素は初期NFTを購入する必要がなくハードルの低い新たな入り口を作ったような形となっています。

▲『資産性ミリオンアーサー』の遊び方。コレクションを増やしつつユーザー間で売買します。
▲セカンドシーズンから導入したゲーム要素では、シールをデコレーションするためのデザイン素材「ギアシール」を実装しました。

これまでスマートフォン向けゲームは買い切り型のコンシューマーゲームと違い、サービスが終了するとユーザーの手元に何も残らないことが度々指摘されてきました。スクウェア・エニックスがブロックチェーンに着目したのは、まさにその部分の解消ができるからという理由もあります。

『資産性ミリオンアーサー』で獲得したシールのデータはブロックチェーン上に刻んでいるため、仮にサービスが終了しても別のプラットフォームで活用することができます。セッションのタイトルにある「サスティナブルな Web3 事業」とはまさにその部分を指しています。

そしてそのサービスを支えるシステム構成がAWSなのです。


《気賀沢 昌志》

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