『ウマ娘』で劇的に変わったサイバーエージェントの財務状況―M&Aでヒットタイトルを手にする日はくるか【ゲーム企業の決算を読む】 | GameBusiness.jp

『ウマ娘』で劇的に変わったサイバーエージェントの財務状況―M&Aでヒットタイトルを手にする日はくるか【ゲーム企業の決算を読む】

『ウマ娘』はサイバーエージェントの財務状況を劇的に変化させました。それに伴って新たな動きを加速しようとしています。

企業動向 業績
『ウマ娘』で劇的に変わったサイバーエージェントの財務状況―M&Aでヒットタイトルを手にする日はくるか【ゲーム企業の決算を読む】
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サイバーエージェント2022年9月期第3四半期の売上高は前期比9.8%増の5,343億4,800億円、営業利益は同27.9%減の558億9,800万円となりました。

通期の売上高は前期比5.0%増の7,000億円、営業利益は同32.9%減の700億円での着地を見込んでいます。増収減益の予想です。過熱していた『ウマ娘 プリティーダービー』の人気が一巡。2022年9月期第3四半期は、早くもゲーム事業の売上高、営業利益は前期を割り込みました。会社の売上高の伸張に一役買っているのは、業績を下支えしているインターネット広告事業です。

ただし、『ウマ娘』はサイバーエージェントの財務状況を劇的に変化させました。それに伴って新たな動きを加速しようとしています。人材育成とM&Aへの投資です。

現金を1年で800億円積み増し

サイバーエージェントはゲーム事業、インターネット広告事業、メディア事業、投資育成事業、その他事業の5つの事業で構成されています。

決算短信より筆者作成

ゲーム事業の売上高は全体の3割ほど。構成比率は広告が圧倒的に高く、半分以上を占めています。しかし、利益面ではゲームの方が大幅に上回ります。2022年9月期第3四半期ゲーム事業の営業利益率は27.9%。ウマ娘効果があった2021年9月期は36.8%まで高まりました。大ヒット前の2020年9月期でも19.7%であり、広告事業の7~8%と大きな差が生じています。


《不破聡》

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