【GC 2016】『Battlefield 1』開発アーティストが目指したWW1の戦場とは―gamescom会場でインタビュー | GameBusiness.jp

【GC 2016】『Battlefield 1』開発アーティストが目指したWW1の戦場とは―gamescom会場でインタビュー

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【GC 2016】『Battlefield 1』開発アーティストが目指したWW1の戦場とは―gamescom会場でインタビュー
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現在ドイツはケルンにて開催中のイベントgamescom 2016。Game*Sparkでは、2016年10月21日にElectronic Artsより発売が予定されているミリタリーFPSシリーズ最新作『Battlefield 1(バトルフィールド 1)』の、シニアコンセプトアーティストであるRobert Sammelin氏(以下、Sammelin氏)に現地インタビューを実施してきました。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

――まずはキャリアについて教えたいただけますか?

Sammelin氏: シニアコンセプトアーティストのRobert Sammelinです。DICEには9年在籍し、ずっと『バトルフィールド』シリーズ、特に『バッドカンパニー』シリーズに深く携わってきました。今作では、カバーアートやタイトルロゴに始まり、ゲーム内の細かなグラフィックに至るまで全般のアートスタイルをデザインし、監督しています。

――あのカバーはあなたが描かれたのですか!?

Sammelin氏: はい。気に入っていただけましたか?今回我々がアート面でやりたかったのは斬新で強烈な世界観の構築です。その為に第一次世界大戦(以下、WW1)に関係する様々な土地へ取材へ行き、写真や資料を集め、ビジュアル面をより正確に且つ力強く表現することを心がけました。

――最初の質問ですが、何故WW1が今作の題材なのでしょうか?構想段階では例えばWW2やベトナム等の選択肢もあったのでしょうか?

Sammelin氏: WW1はここ数年DICE社内において常に題材に上がっていたテーマだということです。そして『BF4』の後「次は何をやるか?」と言う話になった時、次作はいよいよ次世代機のみの性能で作れるという事で思い切った変革が出来るのでは?という話になりました。基礎研究を重ね、グラフィックもサウンドも、ゲームプレイさえも一段上のものを作れるということが分かった時に、それならテーマとしてもいよいよWW1に挑戦出来るチャンスではないかと。WW1は全世界を巻き込んだ最初の大戦です。帝国が古い国を打ち破る歴史的な転換の時期でもあります。戦闘はそれまでのハンドトゥハンドの近接戦闘から、銃器などの近代武器が主流となり、飛行機や戦車などの前代未聞のテクノロジーすらも実戦に投入されるという時期です。戦争のスタイルそのものが変わってしまった。我々はこの(ゲーム機代替わりの)変化を、新たなゲームプレイや環境、グラフィックスタイルを投入するのに完璧なタイミングだと捉えたのです。

――WW1時代ではまだ刀剣等を用いた近接戦闘も大きな割合を占めていたと思いますが。

Sammelin氏: はい、そのために最初にやったのが近接戦闘のシステムの改善でした。攻撃のモーションや武器に応じての有効射程、間合い等を全て開発し直しています。近接戦闘は確実に本作のコアの一つとなるでしょう。しかし同様に現代武器の基礎となるものはWW1末期には登場しています。ボルトアクションライフルもあるしセミオートマティックライフルもある、フルオートマティックライフルだってありました。それらは全てのプレイヤーも使えるようになっているので慣れたプレイスタイルを無理やり変えなければいけないという心配はありません。


――近接戦闘の割合や存在感が増したということですがゲーム全体のスタイルにも影響はありますか?

Sammelin氏: ゲームのスタイルはマップにもよりますが近接戦闘に特化したようなマップも登場します。戦況に応じて最前線が上下するマップでは苛烈な近接戦が繰り広げらることになるでしょう。ただ、どのマップにおいても固有の武器や兵科が有利にはならないようにバランス調整には細心の注意を払っています。われわれは常にジャンケンの仕組みを考え、例えばAはBに強いがCに弱いと言った得手不得手のバランスになるようにシステムを構築しています。近接戦闘は本作のコアの一つではありますが、それが全てに勝てるというようなものではありません。

――WW1当時ですと兵装や武器種も限られていると思うのですが例えばアンロック出来る武器の数は『BF4』よりも少ないのでしょうか?

Sammelin氏: 武器種の数や詳細についてはこの場では明かすことは出来ませんが、例えば先頃発表したエリートクラスの兵装や対戦車ライフルなど、全体的なバリエーションやボリュームが少なくなるようには作っていません。詳細は追ってお知らせできると思いますが、常に新しい体験を届けるというのが我々の哲学です。

――エリートクラスですが、どのように使用可能になるのでしょうか?

Sammelin氏: 『SWBF』でのムービーキャラクターと同じように、フィールドにポップアップするシンボルを取得することでエリートクラスでプレイ出来ます。そのキャラクターが死ぬまで有効です。エリートクラスは特殊な兵装や強力な武器を装備していますが、同時に弱点も存在します。例えば警戒兵は厚い装甲と強力なマシンガンを持つ歩く要塞と言った趣きですがガスマスクを装備出来ない為、ガスを使われると攻略されてしまうと言った具合です。エリートクラスの兵科はそれぞれ戦局を左右するような強力なパワーを持ちますが、同時に弱点もあります。敵が取得すると脅威ではありますが一方的にやられるようなものではなく、自陣営で考えて連携、協力しあうことで攻略可能になるのです。


――ガス兵器の使い方と効果はどういったものでしょうか?

Sammelin氏: ガスはグレネードの一種として登場します。ガスが展開されることで視界を大きく制限しますのでその影響を受けないためにもガスマスクの装備が必要になるでしょう。

――大規模なガス攻撃はないのですか?例えばエリア一帯を覆って相手陣営に大打撃を与えるような。

Sammelin氏: 今の段階ではないですね。我々はオンラインのプレイ時間が出来るだけ短くなるように調整しています。例えば大規模なガス攻撃による侵入不可なエリアを作ったらその妨げになるでしょう。

――時代的にC4等はあり得ない訳ですが、替わりとなる爆発物はありますか?例えばビークルにC4を満載して特攻みたいなアクションは出来ないのでしょうか?

Sammelin氏: (笑)このgamescomでは武器の種類や詳細を明かすことが出来ませんが、我々としてはプレイヤーが期待している物以上を提供しようと考えている、とだけ言いましょう。

――当初、『バトルフィールド』の次回作がWW1をフィーチャーすると聞いた時に、単純にアートスタイルの見た目をはじめとした表層的な変化が中心なのだろうと想像したのですが、そういうことではなさそうですね。

Sammelin氏: それだけは断じてありません。我々がプランしている全ての事はプレイヤーの体験を常に底上げして新しいものを提供するという考えです。例えば馬や複葉機みたいな新たな乗り物を出したり、ゲーム内の破壊エンジンもより力強く地形も大幅に変わるように刷新されています。そしてリアルタイムの天候変化も取り入れました。他にも新要素としてベヒーモスやエリートクラス、これから発表されるだろう多くのビークルなどにも驚かれることでしょう。


――ベヒーモスについて詳しく教えて下さい。

Sammelin氏: ベヒーモスとは数人がかりで操作するモンスタービークルですね。チームの旗色が悪い時にのみ登場する援軍と考えて下さい。装甲列車や飛行船、ドレッドノートと言った巨大なバトルシップ等があります。これらは『BF』史上類がない巨大なビークルで、完全にプレイヤーのコントロールで自由に動作します。多くのプレイヤーが乗り込むことが出来、敗色濃厚な状況を一気に覆す事が出来るマッシブな火力を保持します。

――今言われた3種以上に将来増えたりはするのでしょうか?

Sammelin氏: 今は詳細を明かせませんが、期待して下さいとだけ言っておきましょう。

――日本軍は登場しますか?

Sammelin氏: 今はWW1のヨーロッパの中心国のみをアナウンスしてますね。イギリス帝国、ドイツ帝国、イタリア王国、オスマン帝国など象徴的な国が発表されましたがその他の国については今の段階では語ることが出来ません。

――最後に、日本の『バトルフィールド』プレイヤーに一言メッセージをお願いします。

Sammelin氏: この新しい『バトルフィールド』を是非とも体験して欲しいですね。ベータが今月8月の31日に始まりますから、まずはそこからでも。10月21日に全世界同時発売ですので気に入ったらどうか手に取って下さい。

――本日はありがとうございました!

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『Battlefield 1』はPC/PS4/Xbox Oneにて2016年10月21日の発売を予定。全機種対象のオープンベータは8月31日より開始予定です。
《パムジー》

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