東京ゲームショウ2017の直前に「2017 PlayStation Press Conference in Japan」を開催したソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジア。ゲームショウのブースでは、カンファレンスで発表された注目タイトルが数多くプレイアブル出展されました。プレスカンファレンスでの発表からTGSでのブース展示まで、どのような意図がこめられたのか、盛田厚プレジデントを囲んで合同取材が行われました。[取材・構成:森元行]
ーーー『Detroit Become Human』のブース展示で、はじめはコンパニオンが人形だと思っていました。良く見たら動いていて、「人間だ!」と。
盛田:『Detroit Become Human』は我々の新しいIPです。このIPをきちんと盛り上げていくためにも、しっかりとした打ちだし方をした方がいいということになりました。そのうえで、うちのマーケティングチームが力をいれたいと言いまして、ああいった形になりました。社内では議論もありましたが、意図は理解できましたし、やって良かったと思っています。
実際、我々のグループには音楽や映画やアニメの会社がありますが、音楽であれば単にコンサートホールを独り占めして、360度見渡せるだけでなくて、『JAPAN Studio VR音楽祭』のように、自分の隣にキャラクターがいて、一緒に鑑賞したり、インタラクションがあったり、プロジェクションマッピング的な映像体験もセットで音楽が楽しめたり、今までにない体験を提供することで、通常のコンサートホールでは不可能な体験ができることをお伝えしたいという狙いがありました。