
サウジアラビア政府系投資ファンド(PIF)を含む3社による投資グループから買収されたエレクトロニック・アーツ。海外メディアウォール・ストリート・ジャーナルは、本取引完了後にエレクトロニック・アーツ株のおよそ90%以上をPIFが取得する計画であることを報じています。
サウジ系ファンドが93.4%を取得
エレクトロニック・アーツの買収は【PIF】とアメリカの投資会社【Silver Lake】、トランプ大統領の娘婿であるジャレッド・クシュナー氏が設立した【Affinity Partners】の3社かのよる投資グループによるもので、2025年9月29日におよそ550億ドルで買収に合意したことが発表されました。
報道によれば、買収完了後の株の取得率について、PIFが全体の93.4%、Silver Lakeが5.5%、Affinity Partnersが1.1%になるとのこと。また、本取引の約550億ドルについては、およそ360億ドルがPIFがを中心とする株式投資、残りをJPモルガン・チェース銀行からの借り入れが行われることもプレスリリースで明らかになっています。
取引完了時期についてはプレスリリースで2027年度第1四半期の予定としてますが、エレクトロニック・アーツが提出した全従業員向けのFAQでは取引はおよそ6ヶ月から9ヶ月以内に完了するとする記載もあるようです。
EAの拠点や経営陣は変化無しの予定
この取引についてエレクトロニック・アーツは、買収完了後も本社はレッドウッドシティから移転しないこと、アンドリュー・ウィルソン氏を含めた経営陣はそのままであることなど、経営に関する内容も明かしています。













