
ユービーアイソフトは、生成AI研究プロジェクト「Teammates」を発表しました。AIアシスタント「Jaspar」や、プレイヤーからの指示を聞いたり会話したりできるNPCといった内容が、プレイアブルなFPSという形になっていると紹介されています。
生成AI研究プロジェクト「Teammates」
同社の公式Xアカウントにて発表された内容によると、生成AI研究プロジェクト「Teammates」は「新技術がプレイヤー体験をどのように深めることができるのかを探るプロジェクト」であるとのことです。
なお2024年3月には「NEO NPC」が同社より発表されていました。「NEO NPC」はプレイヤーと対話が行えるNPC技術と説明されていました。
プレイアブルなFPS
また公式サイトではより詳しい内容が公開されており、「Teammates」はプレイアブルなFPSという形であり、ディストピアとなった未来でレジスタンスの一員として敵基地を探索しながら行方不明の仲間を探す任務を行うと紹介されています。
その中で体験できるのがAIアシスタントの「Jaspar」で、敵やオブジェクトをハイライトしたり、ストーリーや設定を説明したり、ゲーム設定をリアルタイムに変更したり、ゲームを一時停止したりといったことをシンプルで自然な音声指示で実行できるとのこと。またストーリーの中ではダイナミックで反応のいいキャラクターでもあることや、プレイヤーの指示や行動を解釈して適応するとも説明されています。
プレイヤーには「Sofia」「Pablo」という2人のNPCも同行し、指示や会話が可能であるともされています。「Teammates」序盤ではプレイヤーがまだ武器を持っていない状況で、カバーを利用しつついつどのように敵を攻撃するかを指示するようなこともできるということです。
この度の発表ではプロジェクトチームは「ゲームにおけるAIに対する批判を認識している」とも述べています。それに関して「目標はクリエイティブな人材にとって代わることではない」との説明や「人間をプロセスから排除することとは全く逆」との主張もされています。
「Teammates」は数百人規模でのクローズドプレイテストを実施しており、今後は解説動画も公開予定ということです。










