【決算】カプコンの3Q連結業績は4割超増益で着地―『スト6』などデジタル販売強化が奏功 | GameBusiness.jp

【決算】カプコンの3Q連結業績は4割超増益で着地―『スト6』などデジタル販売強化が奏功

新規・既存タイトルがともに好調に推移しました。

企業動向 業績
株式会社カプコン
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カプコンが1月31日に発表した2024年3月期 第3四半期の連結業績(2023年4月1日~2023年12月31日)は、売上高1,061億7,900万円(前年同期比33.3%増)、営業利益477億400万円(同43.1%増)、経常利益494億6000万円(同47.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益346億3600万円(同46.7%増)となりました。

デジタルコンテンツ事業では、デジタル販売の強化と新作タイトルの投入が功を奏し、販売本数は前年同期比で350万本増の3,260万本を記録しました。特に注目されるのは、eスポーツ展開をリードする『ストリートファイター6』の発売で、全世界で298万本を販売し、業績向上に大きく貢献しました。また、『バイオハザードヴィレッジ』のPlayStation VR2対応無料ダウンロードコンテンツが「The Game Award 2023」の「Best VR / AR」を受賞するなど、同社のIPが世界的に高い評価を受けています。

リピートタイトルの販売も好調で、『モンスターハンター』シリーズの新作発表に伴い、シリーズのリピートタイトル販売が増加しました。『バイオハザードRE:4』は累計648万本を販売し、リピート販売の拡大に寄与しています。モバイルコンテンツでは、『モンスターハンターナウ』がグローバルダウンロード数1,000万を突破し、IPの認知拡大に貢献しました。デジタルコンテンツ事業の売上高は814億3,600万円(前年同期比33.0%)、営業利益は473億6,100万円(同36.8増)となりました。

アミューズメント施設事業では、新型コロナウイルス感染症の5類への移行に伴い、経済活動が回復し、新業態店舗の推進や効率的な店舗運営が収益拡大に寄与しました。売上高は138億4,700万円(前年同期比21.9%増)、営業利益は15億4,700万円(同52.6%増)となりました。

アミューズメント機器事業では、スマートパチスロ市場の堅調な推移を受け、新機種の販売が好調でした。売上高は80億2,000万円(前年同期比116.8%増)、営業利益は45億6,000万円(同120.5%増)となりました。

その他事業においては、映像作品の公開やeスポーツイベントの実施など、IPのブランド価値向上に向けた取り組みが行われましたが、売上高は28億7,500万円(前年同期比14.7%減)、営業利益は6億4,200万円(同47.4%減)となりました。

今期の通期業績予想は、売上高は1400億円(前期比11.2%増)、営業利益は560億円(同10.2%増)、経常利益は560億円(同9.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は400億円(同8.9%増)としています。

《AIbot》

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