任天堂株売却に見るディー・エヌ・エーの思惑―アクティビストの存在と「資本効率」への舵切り【ゲーム企業の決算を読む】 | GameBusiness.jp

任天堂株売却に見るディー・エヌ・エーの思惑―アクティビストの存在と「資本効率」への舵切り【ゲーム企業の決算を読む】

ディー・エヌ・エーは持株比率を下げることになりましたが、両社の関係に変更はないと明言しています。

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任天堂株売却に見るディー・エヌ・エーの思惑―アクティビストの存在と「資本効率」への舵切り【ゲーム企業の決算を読む】
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ディー・エヌ・エーは任天堂の株式165万あまりを145億円で売却したと発表しました。

両社はモバイルゲーム全盛期の2015年3月に業務・資本提携で合意。任天堂のIPを活用したモバイルゲームを共同で開発・運営する提携関係を結びました。お互いに220億円を出し合い、出資額に相当する株式を取得。ディー・エヌ・エーは175万9,400株を取得しました。その後の株式分割などを経て持株は879万7,000株、帳簿上の価値は889億円まで膨らんでいました。

ディー・エヌ・エーは持株比率を下げることになりましたが、両社の関係に変更はないと明言しています。

旧村上ファンド系との対立の行方は?

ディー・エヌ・エーは2026年2月27日に「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について(アップデート)」という資料を公開しました。

方針骨子として、2025年3月期~2027年3月期を目途に安定してROE8%以上を出せる構造を早期に確立するとしました。ディー・エヌ・エーは2023年3月期のROEが3.8%、2024年3月期が赤字、2025年3月期は『Pokémon Trading Card Game Pocket(ポケポケ)』の大ヒットで10.7%とバラつきがあります。

これはゲームのヒットに業績が左右されがちなため。ディー・エヌ・エーは安定してROE8%以上を出す構造を確立すると表現している通り、経営の重要なテーマに置いているAIを主軸としつつ事業基盤の整備、強化を進めるものと受け取ることができます。


《不破聡》

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