約4億ドルで英国のPlayfishを買収してソーシャルゲーム市場に参入したエレクトロニック・アーツ。約1年が経過して、圧倒的な成長を続けるジンガの影に隠れて必ずしも順調とは言えない状況ですが、家庭用で培ったIPを次々と投入していく戦略のようです。これまでもEA SPORTSブランドから『Madden NFL Superstar』『FIFA Superstars』『PGA TOUR Golf Challenge』やEA GAMESの『Dragon Age Legends』をリリースしていますが、『FIFA』が月間270万ユーザーのほかはいずれも100万以下で寂しい状況です。主力は『Pet Society』『Restaurant City』『Hotel City』といったオリジナル作品となっています。しかしMCVがキャッチした情報によれば、ジンガの『CityVille』に対抗して、元祖都市育成ゲーム『シムシティ』をベースとしたゲームを開発するほか、高い人気を誇る「ザ・シンプソンズ」をテーマにしたゲームも投入していくとのこと。いずれもPlayfishが自社で開発を進めるようです。IPやブランドは伝統的メーカーの大きな強みですが、どこまで健闘できるか楽しみです。
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