Switch2実機デモや『アストロボット』採用の物理エンジンも―「GTMF 2025」ミドルウェアブースレポート | GameBusiness.jp

Switch2実機デモや『アストロボット』採用の物理エンジンも―「GTMF 2025」ミドルウェアブースレポート

ゲーム表現の向上と開発効率化を両立するミドルウェア関連4社の展示をレポートします。

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Switch2実機デモや『アストロボット』採用の物理エンジンも―「GTMF 2025」ミドルウェアブースレポート
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2025年11月20日に大阪・梅田にて、同25日には東京・新宿にてゲーム開発向けの総合イベント「Game Tools & Middleware Forum(GTMF) 2025」が開催されました。

今回が20回目の開催となった「GTMF」は、ツールやミドルウェア、クラウドサービスなどゲーム制作を支える最新技術やサービスを紹介する国内最大級の専門イベント。本稿では出展ブースの中から、ミドルウェア(グラフィックス・物理・最適化)関連企業のブースをレポートします。


シリコンスタジオ

複数のミドルウェアによるリアルタイムデモンストレーションが特徴となっていたのは「シリコンスタジオ」ブース。

2025年にリリースされたばかりの「YEBIS 4」は被写界深度やレンズフレアといった多彩なエフェクトが可能なポストエフェクトミドルウェア。マルチプラットフォーム対応で、PCに加えてSwitch2実機でのデモも展示されていました。

そして隣にはグローバルイルミネーションミドルウェア「Enlighten」を用いて、間接光をリアルタイムで処理するデモも。こちらは処理の軽さも特徴で、PCだけでなくモバイル端末のデモも軽快に動作していました。

最後の展示はUnreal Engine用の物理演算プラグイン「Bone Dynamics」。こちらは髪の毛や衣装など、いわゆる“揺れもの”をボーンベースで処理することで自然かつリアルな表現を可能にするミドルウェア。動きのあるシーンで「スカートを足が貫通してしまう」ような破綻が少なく、調整もしやすいものになっているとのこと。

会場での講演でもこれらのミドルウェアについて解説されており、自然な表現を扱いやすく実現するためのノウハウが詰まったコーナーとなっていました。

シリコンスタジオ コーポレートサイト

Simplygon

3Dゲームのコンテンツ(CGモデル)は、ゲームプレイ時のカメラからの距離に応じてポリゴン数の少ないモデル(LOD)に適宜差し替えることで、ゲーム処理の負荷を軽減できます。Simplygonは、このような最適化を自動で行うミドルウェアであり、LOD生成に加えて、さまざまな種類のアセットに対応した他の最適化手法も提供しています。

「GTMF 2025」では、東京会場でのみ出展を実施。同ミドルウェアの活用法に関するデモを行いながら、導入やワークフローの構築に関する相談を受け付けていました。

ブースで話を聞くと「長年にわたって最適化の自動化ソリューションを提供しています。(3Dゲームコンテンツの)最適化に関しては、Symplygonが業界のリーダー、スタンダードであると自負しています。最適化のノウハウはどこよりも豊富に持っていますので、万全のサポートでお届けします」と自信をのぞかせてくれました。

同社はSymplygonを導入することで「アート制作費を少なくとも30%削減」「クリエイターやアーティストがクリエイティブにより多くの時間を割けるようになり、創造の自由を手に入れる」としています。

Simplygon コーポレートサイト

Havok

ゲーム開発に特化した物理シミュレーションエンジンやミドルウェアを展開するHavokブースでは、物理エンジンの「Havok Physics」、キャラクターの移動をナビゲートする「Havok Navigation」、布の動きをシミュレートする「Havok Cloth」の機能・魅力をムービーや実機デモで紹介していました。

『アストロボット』、『ドンキーコング バナンザ』、『マリオカート ワールド』、『Pokémon LEGENDS Z-A』、『ボーダーランズ 4』、『ゼルダの伝説ティアーズ オブ ザ キングダム 』、『エルデンリング ナイトレイン』、『アーマード・コアVI ファイアーズオブルビコン 』、『HELLDIVERS 2』、『ストリートファイター6』など、ゲームジャンルやプラットフォームを問わず数々の大ヒット作で活用されています。

ブースで話を聞くと、他社製ソリューションと比べての強みは「パフォーマンスのよさと安定性」「サポートのクオリティとスピード」「ゲーム物理(ゲームにおける物理現象や表現)を実現できる高いカスタマイズ性と機能」が強みであるとの答えを得られました。

Havok コーポレートサイト

ミライセンス

ミライセンスは、ゲームにおけるハプティクス(ゲームコントローラー等を介してユーザーが体験する、振動に基づく触感・感触)を専門とする企業です。ブースでは、同社のソリューション「3DHaptics」を活用したゲーム・VR/AR機器向けのハプティクス生成ミドルウェア「AMPTIX」で生成されたハプティクス効果を専用のソフトウェアで体験できました。

キャラクターが踏んでいるマテリアル(砂利や雪など)によって、コントローラを通して異なるハプティクスが伝わってくるのが実感で味わえました。また、ハプティクスはオーディオデータにも付与できるので、暗闇の中でさまざまな方向から音と振動が距離に応じた強さで聞こえてくる様子、キャラを移動させることで異なる複数方向で鳴る音と振動が重なりあう様子なども味わえるようになっていました。

音だけでなく、地面から生えているゴムバンドを引っ張った際の張力や、引っ張りすぎてバンドが地面から勢いよく抜けた感触も楽しむことができ、リッチ&リアルなハプティクスがゲームのプレイ体験をより豊かにすることをあらためて実感できました。

3DHaptics for Gamesの詳細はこちら
取材:ハル飯田,取材:蚩尤

取材/よく遊び、よく喋る関西人 ハル飯田

1993年、大阪府生まれ。一旦は地元で公務員になったものの、ゲームが好きすぎて気付いたらフリーライターに。他メディアではeスポーツ選手や競技シーンの魅力を発信することに注力したり大会でキャスターを務めたりもするのだが、インサイド&ゲムスパではもっぱら好きなゲームについて語ることで安らかな気持ちになっている。

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取材/汎用性あるザク系ライター(が目標) 蚩尤

1979年生まれのファミコン直撃世代。スマホゲームもインディーズも大型タイトルも遊びますが、自分と組ませてしまって申し訳ないという気持ちやエイミングのドヘタさなどからチーム制のPvPやFPS、バトロワが不得手です。寄る年波…! ゲームの紹介記事に企画記事・ビジネス寄りの記事のほか、アニメなど他業種の記事もやれそうだと判断した案件はなんでも請けています。任天堂『ガールズモード』シリーズの新作待機勢。

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