
Valveは、SteamにおけるPayPal決済の一部通貨での利用停止について「Steam上のコンテンツに関するもので、Mastercardをめぐって以前にコメントしたことと関係する」と海外メディアRock Paper Shotgunを通して発表しました。理由のはっきりとしなかった本件が、成人向けゲーム規制に関することであるとValveが認めたことになります。
一部通貨でのPayPal決済停止
2025年7月からSteamでPayPal決済ができないとの報告が一部ユーザーからされるようになり、Valveは特定通貨での決済を担当するアクワイアリング銀行(アクワイアラ)からSteam関連取引の処理を停止すると7月初旬に通達されたと説明していました。
これによってSteamでは一部通貨でのPayPal決済が行えなくなっていましたが、理由については明らかにされていませんでした。
Valveは成人向けゲーム規制に関することであると認める
本件について報じていた海外メディアRock Paper ShotgunはValveからのコメントがあったとして記事を更新。それによると一部通貨でのPayPal決済利用停止は「Steam上のコンテンツに関するもので、Mastercardをめぐって以前にコメントしたことと関係する」ということです。
Mastercardは公式サイトなどで「いかなるゲームも審査していないし、活動に制限の要求もしていない」との主張をしていました。しかしその直後にValveはMastercardが決済代行業者やアクワイアリング銀行を通して間接的に成人向けゲームの規制をしている旨の声明をしていました。