「水着の女性の後ろ姿が映っている」ということでSteamからセンシティブ判定され審査差し戻しを受けていたことが話題となっていたホラーゲーム『Aftermath Z: Red Pine Lake』。2025年11月6日、同作の開発者が「Steamが方針を変更し、我々のゲームを検閲しないと決定した」ことをX(旧Twitter)上でポストしました。
検閲に屈しないという信念と応援したユーザーへの感謝を述べる

この問題は、80年代を意識したホラーゲームである『Aftermath Z: Red Pine Lake』のSteam登録を申し出た際に、「水着姿の女性の後ろ姿が含まれるスクリーンショットが過度に性的である」として審査を差し戻されたことに端を発しています。
本作の開発者はこの措置を不服として何度もSteamに問い合わせを続け、やがて担当者が変わりSteam側の態度も変わったことを報告していました。
そして11月6日、本作の開発者は「Steamが方針を変更し、我々のゲームを検閲しないと決定した」とX(旧Twitter)上でポストしました。
同ポストにおいては、以下のような内容が述べられています。
Steamが方針を変更し、私たちのページを検閲しないと決定した。私たちは「勝った」と言える。
私たちは信念を貫き、屈しなかった。今後も検閲との闘いを続ける。ほとんど知られていない私たちの小さなチームが勝てたのだから、皆さんも勝てるだろう。
しかし、これは私たちだけで成し遂げたのではない。世界中からの方々が協力してくれました。あなた方全員に心から感謝しています。
検閲を恐れる必要はない。開発者がゲームを作らなければ彼らに収入はない。あなた方プレイヤーがいなければ、彼らに力はない。
信念を貫いた結果、検閲を撤回させたこと、そして協力してくれた世界中の人々への感謝が述べられました。
また、続くポストでSteamに対し以下の問い合わせをし、性的コンテンツについてのルールを明確化したいと述べています。
18歳以上向けのゲームのストアページはすべて検閲されているのか、それともこの情報は虚偽なのか。
この問題が発生したのは従業員2人のせいなのか。
こういった問題は、再発生しうるのか。
服に関係なくお尻についての記述が性的だという声明が、Steamの実際の信念なのか。
何はともあれ、世界中のゲーマーの間で話題を呼んだこの問題は、とりあえずの区切りがついたとみてよいでしょう。









