桃鉄効果で業績好調のコナミ、新開発拠点への投資は吉と出るか【ゲーム企業の決算を読む】 | GameBusiness.jp

桃鉄効果で業績好調のコナミ、新開発拠点への投資は吉と出るか【ゲーム企業の決算を読む】

コナミグループ(2022年7月1日コナミホールディングスから社名変更)の業績が極めて堅調に推移しています。

企業動向 業績
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コナミグループ(2022年7月1日コナミホールディングスから社名変更)の2022年3月期の売上高は前期比9.9%増の2,995億2,200万円となり、6期連続の増収となりました。

営業利益は前期の2倍となる744億3,500万円。2023年3月期は765億円の営業利益を予想していますが、見込み通りに着地すれば2期連続で過去最高益を更新する見込みです。

決算短信より(営業利益率の目盛りは右軸)

2022年3月期は本業で稼ぐ力を表す営業利益率が24.9%まで高まりました。前期から11.5ポイントも伸びています。

2021年3月期の営業利益率13.4%という数字は、競合のスクウェア・エニックス14.2%、バンダイナムコ11.4%と近い水準にありました。スクエニやバンナムと比較をすると、2022年3月期のコナミは頭一つ飛びぬけたのがわかります。

※各社決算短信より

『モンスターハンター』や『バイオハザード』のヒットに恵まれて営業利益率が40%近い絶好調のカプコンには及ばないものの、コナミは30%台を射程圏内に入れました。カプコンの営業利益率が2019年3月期まで長らく10%台だったことを考えると、決して実現不可能ではありません。

コナミが営業利益率を急速に高めた要因は2つあります。1つは『桃太郎電鉄~昭和 平成 令和も定番!~』が累計350万本を超えるヒットを飛ばすなど、ゲーム事業が好調であること。もう1つはコロナ禍で赤字に陥っていたゲーミング(カジノ向けゲームの筐体やシステム開発)事業や、スポーツ事業が黒字化したことです。


《不破聡》

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