
IGDA日本が主催する「東京シリアスゲームサミット」が4月17日、Red Bull Gaming Sphere Tokyoにて初日を迎えました。本サミットは、教育・医療・企業研修・社会問題解決など、ゲームの知見を実社会の課題解決に活用する「シリアスゲーム」の最前線を共有することを目的としたイベントです。
初日のキーノートセッションとして、ボードゲーム編集者の石神康秀氏による「シリアスゲーム・アーカイブプロジェクトと今後の展望」を実施。シリアスゲームの現状について講演しています。
本講演に続くかたちで実施されたクロストーク「シリアスゲームにおけるアナログとデジタルの接点」では、ゲームクリエイターの簗瀬洋平氏を迎え、お互いの立場からシリアスゲームの可能性について議論が交わされました。本レポートでは、講演とクロストークの模様をまとめています。
「レベルが全体的に低いんです」――シリアスゲームの現状と課題

これまで石神氏はボードゲーム編集者として、企業・自治体・大学などと協力してシリアスボードゲームの開発に携わってきました。そこで強く感じているのが「世の中のシリアスゲームのレベルが全体的に低い」という現状だといいます。
その原因と見られているのが「ほとんどの人が独学で進めている」状況です。「自分がシリアスボードゲームを作り始めるとき、どうやって作るのかを教えてくれる人はいなかった。周りを見ると、大学の先生でさえ独学でやっている」と、社会問題などを前向きに考えさせるゲームジャンルにもかかわらず、その制作環境が十分に整備されていないことになっている状況を説明しました。







