『マイクラ』Java版、Modの勢い増す?コード難読化廃止でMod制作がしやすく…その背景とは? | GameBusiness.jp

『マイクラ』Java版、Modの勢い増す?コード難読化廃止でMod制作がしやすく…その背景とは?

“Mod歓迎”な姿勢の『マイクラ』が、なぜ難読化をしていたのか?

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『マイクラ』Java版、Modの勢い増す?コード難読化廃止でMod制作がしやすく…その背景とは?
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Mojang Studiosは、『マインクラフト』のJava Editionにおいて、次のアップデート「Mounts of Mayhem」のリリース後、Java版のバイトコードに施されていた難読化を廃止することを決定しました。

Modが勢いづく!?

Modコミュニティが盛んなゲームの代表格である『マインクラフト』ですが、これまでゲームのソースコードは難読化処理が行われており、クラス・メソッド・変数などがすべてランダムな英字に置き換えられていました。

この処理はコードを不正に盗まれたり、改変されたりといった行為から守るために行われてきましたが、これによりMod制作者はこのコードを解読しなければなりませんでした。Mod文化を尊重してきた一方で、不正対策のために開発者にとっては不便な仕様が続いていたわけです。

2019年からはMojangが自ら難読化の対応表を公開していましたが、この度ついに難読化が廃止されることが決定しました。この背景には、認証・署名システムの強化やマイクロソフトアカウントの統合、クライアントとサーバーが完全に分離といったことが行われ、内部コードの名称を隠さなくても安全に運用できるようになったために、難読化廃止という決断が下されたものと推察されます。

これによりMod制作への障壁がぐっと下がり、より作りやすい環境が生まれるといえるでしょう。今後しばらくは難読化版・非難読化版が両方配布され、Modderが段階的に移行できる期間が設けられます。

なお、この変更は『マインクラフト』が完全オープンソース化するわけではない点にはご注意ください。EULAには変更がなく、再配布や改変公開は変わらず禁止となっています。


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