
Facepunch Studiosは、物理サンドボックス『Garry's Mod』の精神的後継作として、開発を進めているゲームエンジン『s&box』のオープンソース化を発表しました。

自由にエンジンを構築可能
『s&box』は、ValveのSource 2と最新の.NETテクノロジーを基盤としたゲームエンジン兼プラットフォーム。直感的なシーン/ゲームオブジェクト/コンポーネントシステム/C#を使用して、誰でもSource 2ゲームを制作できます。
今回のオープンソース化はMITライセンスに基づいており、GitHubから入手して自由にエンジンを構築可能。
『s&box』の改善に協力するため、あるいはスタンドアロンゲーム用に独自のフォークを維持するため、さらには自身のエンジン用にコードを流用するために、コードを閲覧・修正・複製することができるとのことです(Source 2や別途ライセンスのサードパーティ製コンポーネントは対象外)。

「可能性を広げられるようにしたい」
Facepunch Studiosは、今回のオープンソース化について「ビジネスの観点から見れば開発したエンジンをロイヤリティ無しで無料配布し、全てのコードをオープンソースで公開するのは奇妙に思えるかもしれません」とコメント。
続けて、「しかし私たちは自分たちが創り出すものを愛するオタク集団です。誰もが好きなように使い、可能性を広げられるようにしたいのです。オープンソースはゲーム開発エコシステムにとって素晴らしいものです。Godotのようなエンジンは最高です。誰もが恩恵を受けるため、もっと増えるべきです」と語っています。









