『ブルアカ』『メイプルストーリー』減衰…ネクソンの日本事業は上期25%の減収で折り返し【ゲーム企業の決算を読む】 | GameBusiness.jp

『ブルアカ』『メイプルストーリー』減衰…ネクソンの日本事業は上期25%の減収で折り返し【ゲーム企業の決算を読む】

人気ゲーム『ブルアカ』の苦戦は今の日本のモバイルゲーム市場で成長することの難しさを物語っています。

企業動向 業績
『ブルアカ』『メイプルストーリー』減衰…ネクソンの日本事業は上期25%の減収で折り返し【ゲーム企業の決算を読む】
  • 『ブルアカ』『メイプルストーリー』減衰…ネクソンの日本事業は上期25%の減収で折り返し【ゲーム企業の決算を読む】
  • 『ブルアカ』『メイプルストーリー』減衰…ネクソンの日本事業は上期25%の減収で折り返し【ゲーム企業の決算を読む】

ネクソンは、2025年12月期2Q(2025年4月1日~2025年6月30日)における日本事業がおよそ35%の減収でした。

主力タイトルの『ブルーアーカイブ(ブルアカ)』と『メイプルストーリー』売上が前年同期間で減少。2024年4月17日にリリースしたMMORPG『HIT : The World』の減衰もあり、好調のPC/コンソールゲームの増収で抑え込むことができませんでした。

人気ゲーム『ブルアカ』の苦戦は今の日本のモバイルゲーム市場で成長することの難しさを物語っています。

韓国の主力タイトルは予想を超える成長ぶり

ネクソンは主力市場の韓国で2Qが5割近い増収となりました。そのため、1Q終了時点で上半期は2.9%から7.5%の減収予想を出していたものの、わずかな増収で折り返しています。

上半期のネクソン全体の売上収益は前年同期間比0.8%増の2,327億円、営業利益は同6.6%増の793億円でした。ただし、今期に175億円の為替差損、持分法による投資の減損損失25億円を計上しており、親会社の所有者に帰属する純利益は43.2%減の430億円でした。

2Q単体の売上収益は前年同期間比2.9%減の1,188億円、営業利益は同17%減の377億円でした。韓国が好調だったとはいえ、日本以外にも中国も大幅な減収であり、業績はやや弱含んでいます。

決算短信より筆者作成

韓国ではPC版『アラド戦記』の2Qの売上収益が2.3倍に成長。過去最高の四半期売上収益を達成しました。『メイプルストーリー』の売上も1.9倍に伸びており、韓国での過去最高を更新。『マビノギモバイル』も根づよい人気を維持しており、3タイトルは想定を上回るペースで成長しました。

韓国事業の2Qの売上収益は前年同期間比45.3%増の710億円。『メイプルストーリー』は夏季アップデートにより、アクティブユーザーが大幅に増加しています。ネクソンは韓国事業の3Q(2025年7月1日~2025年9月30日)の売上収益を4割から5割増と予想しています。韓国での好調はキープする見込みです。

『ブルアカ』はファンの期待に応えられるか?

日本事業の2Qにおける売上収益は前年同期間比34.6%減の29億円。ネクソンの日本タイトルの中で『ブルアカ』は収益のトップに立っているものの、減衰は顕著。モバイル単体の売上収益は13億円で、前年同期間比で50%以上も縮小しています。

2024年にテレビアニメ「ブルーアーカイブ The Animation」を放送したものの、キャラクターの多さにストーリー展開が追いつかず、原作を知らないアニメ視聴者をゲームに引き込むほど強い影響力は持ちませんでした。また、ゲーム『ブル―アーカイブ』の開発に携わったチームが独立するなど、主力メンバーが抜けたことで開発ペースが落ちているとも言われています。


《不破聡》

この記事の感想は?

  • いいね
  • 大好き
  • 驚いた
  • つまらない
  • かなしい
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

人気ニュースランキングや特集をお届け…メルマガ会員はこちら