Sensor Towerはモバイルゲーム市場におけるライブオペレーションの包括的な分析レポート「モバイルゲームのLive Ops徹底分析」を発表しました。本レポートは、ライブオペレーションインテリジェンス企業のPlaylineを6月に買収したことにより、提供可能となったものです。
レポート（一部）
競争が激化するモバイルゲーム市場において、ライブオペレーション（Live Ops）はプレイヤーのエンゲージメント、継続率、収益化を維持する主要なビジネスモデルとして位置づけられています。しかし、同レポートによると、ライブオペレーションを実施するだけでは成長は保証されないことが明らかになりました。
2024年のアプリ内課金（IAP）収益別上位1,000のライブオペレーションゲームの78%で、2025年上半期の収益が前年同期比で減少しています。6タイトルは1億ドル以上の収益減少を記録し、この対象グループの半数以上が100万ドル～1,000万ドルの収益を失いました。
一方で、7つのゲームがこの期間にIAP収益を1億ドル以上増加させ、そのうち3つは2億ドル以上の成長を達成しました。
特に注目すべきは、『ホワイトアウト・サバイバル』『ラストウォー：サバイバル』『ゴシップハーバー』の3タイトルです。これらは2025年上半期に大きな成長を遂げ、『ラストウォー：サバイバル』と『ホワイトアウト・サバイバル』は2025年上半期の世界のIAP収益で1位と3位となっています。『ゴシップハーバー』は16位で、調査期間で最も急成長したカジュアルパズルゲームです。
成功タイトルに共通して言えることは、ライブオペレーションを適切に実施している点です。トップモバイルゲームのような複雑な対象を単一の要因に帰結させることは困難ですが、ユーザー獲得予算やグローバル市場へのアクセスなどの要因と併せて、適切なライブオペレーション戦略が成功の鍵となっています。
「モバイルゲームのLive Ops徹底分析」の全文は、無料でダウンロードが可能です。今回のレポートでは、2025年のライブオペレーションの状況を掘り下げ、必須となるイベントメカニズムを明らかにし、世界で最も急成長しているゲームが実際に行っている施策についてのインサイトを提供しています。
モバイルゲーム市場の成熟に伴い、ライブオペレーションの運用精度が収益に結び付く時代が到来しています。成功要因を多角的に分析した今回のレポートは、施策の精度向上を図るために有用な知見を提供するでしょう。
