ゲオがレトロゲームの取り扱いを再開!デジタルに特化した新業態「ゲオデジタルベース」メディア向け内覧会レポート | GameBusiness.jp

ゲオがレトロゲームの取り扱いを再開!デジタルに特化した新業態「ゲオデジタルベース」メディア向け内覧会レポート

担当者の好きなレトロゲームも訊いてみた

企業動向 発表
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黄色い看板が目印のお店、ゲオ

ビデオレンタルや中古ゲームの買取でお世話になったゲーマーも多いでしょうが、この度「ゲオデジタルベース」という新店舗・新業態展開が発表されました。

「ゲオデジタルベース川口元郷店」で行われたメディア向け内覧会をレポートします。

映像レンタルを捨て、修理・相談・体験のサービスを融合する新店舗「ゲオデジタルベース」

まずはゲオ営業企画部ゼネラルマネージャーの富田浩計氏より、新業態展開が発表されました。

ゲオ営業企画部ゼネラルマネージャー 富田浩計氏

ゲオは愛知県名古屋市に本社を置き、約40年前にレンタルビデオ店として創業。現在はリユース事業を中心に、モバイル、エンタメ、デジタルコンテンツ配信など多岐にわたる事業を展開しています。グループ全体では国内外で約2000店舗を運営中です。

今年、大きな転換点として、10月1日付で社名を「セカンドリテイリング」へ変更予定であることも明かされました。リユースを軸としたグローバル展開を加速し、2035年度には売上高1兆円、5000店舗体制の実現を目指すとしています。

こうした背景のもと誕生したのが、新業態「ゲオデジタルベース」

従来の「買う・売る」に加えて「修理」「相談」「体験」といったサービスを融合させている点が最大の特徴です。映像レンタルを取り扱わない代わりに、デジタル機器に特化した複合型サービスを提供し、ユーザーひとりひとりに最適な選択肢を提示することを目指しています。

ターゲットは従来の40代以上に加え、スマホネイティブである10~20代にも拡大。サービスは大きく4つの柱で構成されています。

1つ目の「売買」では、スマートフォンやタブレット、PC、ゲーム機に加え、イヤホンやカメラ、モニターなど幅広いデジタル機器を取り扱います。新品ガジェット約1万点、ゲーム約1万点、中古スマホ・ガジェット約1000点など、総在庫は約2万2000点にのぼり、専門店ならではの豊富な品揃えを実現しています。

2つ目の「修理サービス」では、iPhoneのバッテリー交換や画面修理、Nintendo Switchのコントローラー修理などを店内で対応。即時対応による利便性の高さが強みとなっています。当日は修理のデモンストレーションも見せていただけました。

3つ目の「シェアリング」では、スマートフォンやゲーム機などを短期間レンタル可能とし、必要なときだけ利用できる柔軟なサービスを提供します。スマートフォンやPlayStation 5は短期間で手軽にレンタル可能となっており、故障時の代替機や購入前の体験用途として活用されています。コントローラーなど周辺機器のレンタルにも対応し、今後はさらに対象機器の拡大を予定しています。

4つ目は「無形サービス」で、モバイルバッテリーの回収や、機器のプラン・設定・トラブル対応などの相談サービスを実施。

さらにユニークな取り組みとして、店内にはオリジナルスマホケースをその場で作成できる自販機も設置するようです。

映像レンタル事業というゲオの象徴的なサービスをあえて取りやめることで、それ以外のデジタル事業に注力していく店舗を作るとは、なかなか思い切った判断ですね。

レトロゲームからコンデジ、整備スマホまで!広々とした店内で思う存分宝探し

続いて、ゲオデジタルベース川口元郷店を内覧させていただきました。

まずは「VP(ビジュアルプレゼンテーション)コーナー」から。

このエリアは、テーマに沿って商品を展示し、生活シーンと結びつけて紹介してくれます。初回のテーマは「カバンに入れるべきガジェット10選」としてタンブラーやポーチが並んでいました。

スマートフォン関連の売り場では、Apple製品を中心に、iPhoneやiPad、Apple Watchといった端末本体に加え、充電器やモバイルバッテリー、イヤホンなどの周辺機器もまとめて展開されています。

また、中古スマートフォンについては、実際に手に取って状態を確認できる点が強みとして挙げられました。オンライン購入では分かりにくいバッテリーの状態や外観を直接確認でき、スタッフのサポートを受けながら選べる安心感があります。さらに、Samsung Galaxyのリファービッシュ品コーナーでは、純正パーツによる整備やバッテリー交換が行われた端末が販売されており、中古でありながら高い信頼性を確保しています。

カメラ売り場では、一眼レフやコンパクトデジタルカメラなど幅広いラインナップを展開しています。スマートフォンのカメラ性能が向上する一方で、コンパクトデジタルカメラならではの描写に魅力を感じるユーザーも増えており、そうしたニーズに応える形で品揃えを強化しているとのこと。

ユニークな売り場としては「ダッシュダッシュ」と名付けられたコーナーも設置されています。これは掘り出し物やお買い得品との出会いを楽しむ“宝探し”をテーマにしたもの。100円、300円、500円、900円(税抜)の4つの価格帯で統一されており、商品をめくるまで価格が見えないところにワクワク感があります。

ゲーム売り場では、最新タイトルや本体に加え、レトロゲームの展開も大きな特徴です。スーパーファミコンやゲームボーイ、PlayStation、PlayStation Portableなど、往年の人気機種のソフトが揃えられています。

ゲオは2021年にレトロゲームの取り扱いを休止しましたが、昨今Z世代や海外のユーザーから注目が増し、この度取り扱いを再開しました。

『ロマンシング サ・ガ3』や『爆ボンバーマン』など、往年の名作がずらりと並んでいますね。

もちろん、新作ゲームやハードを実際に体験できる試遊台も設置されています。

何故、川口元郷なのか? レトロゲームを再開した理由とは? 担当者にインタビュー

最後に、担当者にインタビューさせていただく機会を得ました。

答えてくださったのは、先ほど説明してくださった富田氏と、ゲオ商品部中古ゲームバイヤーの藤崎祐尚氏、ゲオ営業企画部の﨑間麗紀氏です。

――関東1号店として川口の店舗が選ばれた理由を教えてください。

富田都市部や特徴的なランドマークのあるエリアではなく、一般的な住宅地に近い郊外であるという理由で選びました。もともと当社は全国のロードサイドに店舗を展開してきた経緯があり、地域に根ざしたビジネスモデルを構築することが重要だと考えています。幹線道路沿いでアクセスしやすく、日常的に立ち寄っていただける立地だというのが大きいです。

――従来のゲオモバイルとの違いについて教えてください。回線契約は行わないのでしょうか。

富田回線契約もこれまで通り対応しています。格安SIMへの乗り換えなども店頭で手続き可能です。一方で新品スマートフォンについては、特にApple製品は供給条件が厳しいため現時点では扱っていませんが、Android端末については今後の取り扱いを検討しています。

――デジタルに特化した業態にした理由は何でしょうか。

富田総合リユースにするとどうしても専門性が薄れてしまいます。当社はスマートフォンやゲームといった分野に強みがあるため、その専門性を活かす形でデジタルに特化しました。また、地域にはデジタル関連で困っているお客様が多く、そのニーズに応える狙いもあります。

――競合との差別化についてはどう考えていますか。

富田家電量販店などの新品市場は意識していますが、中古ならではの価格やラインナップの幅広さ、実際に触って試せる体験性が大きな違いです。販売終了品や型落ち製品も含めて選択肢を提供できる点も強みです。

――店舗づくりで工夫した点は何でしょうか。

富田中古品に対するネガティブなイメージを払拭するため、白と青を基調とした清潔感のあるロゴを採用しました。また、通路幅を広げたり、什器の高さを揃えたりすることで、見やすく回遊しやすい売り場にしています。

――今後の課題について教えてください。

富田最大の課題は中古商品の買取です。リユースビジネスは在庫をお客様からの買取に依存するため、安定的に商品を確保することが重要になります。

――店内修理サービスについても教えてください。

富田研修を受けたスタッフが常駐し、軽度な修理は即日対応可能です。難しいケースについては本部と連携しながら対応する体制を整えています。

――レトロゲームに力を入れた理由は何でしょうか。

﨑間一度は取り扱いを終了しましたが、近年は若い世代や海外ユーザーからの需要が高まっています。そのため改めて注力し、最新作から過去作まで幅広く取り扱うことになりました。

――価格設定についての方針を教えてください。

藤崎コレクター市場は意識しつつも、過度なプレミア価格にはせず、あくまで遊びやすい価格を重視し、幅広い層のお客様に実際に遊んでいただくことを大切にしています。

――レトロゲームの劣化対策についてはどう考えていますか。

﨑間現時点では内蔵電池の交換などは行っていませんが、今後は修理サービスの一環として対応を検討していきたいと考えています。

――最後に、お好きなゲームを教えてください。

﨑間テクノスジャパンさんの『ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会』です。この頃からパーティーゲームの本質はそんなに変わらないんじゃないかなと。自分にとって思い出深いタイトルですが、今の子たちでも同じように遊べるんじゃないかと思っています。

ゲオ営業企画部 﨑間麗紀氏

藤崎『ポケットモンスター 赤・緑』です。当時はネットもなく、通信ケーブルで友人と対戦したり、直に情報を交換したりと、今思うと不便な体験が逆に楽しかったんですよね。シリーズ最新作も発表されたので、これを機会に触ってみてほしいです。

ゲオ商品部中古ゲームバイヤー 藤崎祐尚氏

リユースとデジタルを軸に、新たな店舗体験を提示した「ゲオデジタルベース」。

販売・修理・体験を一体化した業態は、従来のゲオの枠を大きく広げるものです。

今後の店舗拡大とともに、この新モデルがどこまで浸透するかが注目されます。

※UPDATE(2026/04/30 14:44): 記事中の氏名の誤りを修正しました。

《各務都心@Game*Spark》

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