
開発者のPhialsBasement氏は、Linux上で「Photoshop」を動作させる修正案をValveのリポジトリに提出。IE9時代の古い技術に依存するインストーラーの不具合が解消され、動作が可能になる見通しです。
Steam Deck向け開発環境が突破口に。PhotoshopのLinux動作が実現
これまでLinux環境では導入が困難だったAdobe Photoshopについて、開発者のPhiality氏(PhialsBasement氏)が、動作を可能にする修正パッチを公開しました。
米メディアのWindows Centralによると、今回の修正はInternet Explorer 9時代の古いWindows技術(mshtmlやmsxml3)に依存するインストーラーの不具合を解消するもの。
これにより、Photoshop 2021およびPhotoshop 2025がLinux上で正常にインストール可能となったとのことです。

この修正案は当初、SteamOSのProtonレイヤーやSteam Deckのようなハードウェアのために構築された、ValveによるWineリポジトリに向けて提案。開発者は海外掲示板Redditでも該当の投稿を行っており、コミュニティでも反響を呼んでいました。
しかし、修正案を受け取ったValve側は、この成果を評価しつつも「Valve専用の環境に留めるべきではない」と判断し、提案を一旦終了。すべてのLinuxユーザーが恩恵を受けられるよう、世界標準である大元の「WineHQ」へ提出すべきだという考えを示したと言います。
Valveがゲームの互換性向上のために整備してきた開発環境が、結果としてPhotoshopという実用ソフトの壁を崩す形となった今回の一件。
現時点では非公式な成果ではあるものの、Windows Centralは、この進展がAdobe製品におけるOSの独占状態を打破し、クリエイターにLinuxという新たな選択肢を与える可能性があるとも報じています。









