小島監督の投稿写真が物議醸す。コジマプロダクションが釈明「いかなる立場や主張に対する賛同や支持を示す意図もない」 | GameBusiness.jp

小島監督の投稿写真が物議醸す。コジマプロダクションが釈明「いかなる立場や主張に対する賛同や支持を示す意図もない」

トルコのユーザーから激しい批判。

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小島監督の投稿写真が物議醸す。コジマプロダクションが釈明「いかなる立場や主張に対する賛同や支持を示す意図もない」
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コジマプロダクション(KOJIMA PRODUCTIONS)は、小島秀夫監督が先日SNSに投稿した写真に関して声明を発表。「いかなる立場や主張に対する賛同や支持を示す意図もない」としました。

トルコで大批判

小島秀夫監督が先日、イタリアの漫画家Zerocalcare(ゼロカルカーレ)氏との写真をSNSに投稿。トルコのユーザーから激しい批判を受けました。小島監督の投稿は450万回閲覧され(すでに削除)、トルコのファンから「もう小島氏のゲームは買わない」といった反応が相次ぎました。

批判の焦点は、ゼロカルカーレ氏の代表作「Kobane Calling」(2015年)にあります。この作品はシリア・トルコ国境のコバニを訪れた記録で、シリアで活動するクルド人の武装組織YPG(人民防衛隊)の戦闘員に連帯を示す内容です。YPGはトルコによってテロ組織に指定。ヒューマン・ライツ・ウォッチなどの国際機関から子ども兵士の徴集が記録されています。2018年の報告では13歳から17歳の子どもたちが徴集されたことが確認され、2017年には224件の子ども徴集事例が国連に報告されました。

小島氏のメタルギアシリーズが子ども兵士を搾取の犠牲者として描き、戦争の悲劇を探求してきたことと、子ども兵士徴集の記録がある組織に連帯する漫画家との交流は矛盾しているとの指摘で批判が広がりました。

「いかなる立場や主張に対する賛同や支持を示す意図もない」

KOJIMA PRODUCTIONSの投稿はこの件に関してとみられ、当該写真は、Lucca Comics & Gamesの会場において関係者の紹介を受け、短時間の挨拶を交わした際に撮影されたものであること、両者の間に個人的な交流や協業関係はないとした上で、小島監督およびKOJIMA PRODUCTIONSは、ゼロカルカーレ氏の作品内容や政治的立場について事前の認識・理解を有しておらず、いかなる立場や主張に対する賛同や支持を示す意図もなかったと釈明しています。


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