ブリザードがNetEaseと再び契約を締結―今夏より中国市場にブリザードタイトルが順次復帰 | GameBusiness.jp

ブリザードがNetEaseと再び契約を締結―今夏より中国市場にブリザードタイトルが順次復帰

ブリザードのタイトルの数々が、今夏より約1年半ぶりに中国市場へ復帰します。

企業動向 発表
ブリザードがNetEaseと再び契約を締結―今夏より中国市場にブリザードタイトルが順次復帰
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(Photo credit should read CFOTO/Future Publishing via Getty Images)

ブリザード・エンターテインメントは、同社公式サイトでNetEaseとのパブリッシング契約を更新し、同社のタイトルを2024年夏に中国市場に復活させることを発表しました。

両社のパブリッシング契約はうまく折り合いが付かず、2022年末をもって契約はいったん終了に。中国では2023年1月からプレイできない状況が続いていました。今回の合意で、『World of Warcraft』、『ハースストーン』、『オーバーウォッチ』、『ディアブロ』などの人気タイトルが約1年半ぶりのカムバックを果たします。

また、上記と合わせてブリザードの母体であるマイクロソフトのゲーム部門もNetEaseと契約を締結し、NetEaseの新作タイトルをXboxコンソールやその他のプラットフォームの展開を検討することを明らかにしました。

マイクロソフト・ゲーミング CEOのフィル・スペンサー氏は、詳細に関する言及を避け「世界中のより多くのプレイヤーに多くのゲームを提供する」というコミットメントに基づくものであると言及するに留めています。

マイクロソフトのコーポレート ヴァイス・プレジデントであるサラ・ボンド氏は、過日にXboxのゲームライブラリを未来につなげる新チームを結成した旨を発表した際に、同社の強みは事業を多角化させる力や適した方向にすぐ舵を切れるピボット力にあると語っています。

思いを同じくするであろうスペンサー氏が前面に立った今回の契約には、どのような狙いが込められているのでしょうか。


ブリザード・エンターテイメント プレジデント ヨハンナ・ファリーズ(Johanna Faries)氏のコメント

私たちブリザードはNetEaseとのパートナーシップを再構築しました。両チームのコラボレーションに深く感謝し、中国のみなさんに伝説的なゲーム体験を再び届けるために協力できることを嬉しく思っています。中国プレイヤーのコミュニティが長年にわたってブリザードのゲームに示してきた情熱に、私たちは計り知れないほど感謝しています。

NetEase CEO兼ディレクター ウィリアム・ディン(William Ding)氏のコメント

信頼と相互尊重の上に築かれた次の章に着手して、ユーザーのみなさまにサービスを提供できることに興奮しています。「より爽快で、創造的なエンターテインメント体験を提供する」という我々のコミットメントは揺るぎないものであり、幅広いコミュニティにゲームの楽しさを提供するためのコラボレーションを奨励・促進するための相乗効果が育まれることに期待しています。

マイクロソフト・ゲーミング CEO フィル・スペンサー(Phil Spencer)氏のコメント

ブリザードとNetEaseは、プレイヤーへのコミットメントを新たにするために信じられないような取り組みを行ってきました。今回の発表は、ブリザードの伝説的なゲームの数々を中国のプレイヤーにお返しするとともに、「世界中のより多くのプレイヤーに多くのゲームを提供する」という我々のコミットメントに基づき、Xboxにより多くの新しいタイトルを提供する方法を模索する姿勢を示すものです。

《蚩尤》

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