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アソビシステムとORIGINAL、資本業務提携を締結。日本文化の国際市場定着へ長期戦略で共同基盤構築

アソビシステムとORIGINALが資本業務提携を結び、日本文化の海外定着を長期戦略で推進。英語圏市場を起点に共同基盤づくりと投資検討へ。

企業動向 発表
アソビシステムとORIGINAL、資本業務提携を締結。日本文化の国際市場定着へ長期戦略で共同基盤構築
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アソビシステム株式会社とORIGINAL Inc.は2026年8月4日、資本業務提携契約を締結したと発表した。日本のカルチャー・アート・観光・食文化を国際市場で継続的な事業へと成長させることを目的とし、海外展開と訪日インバウンドの双方を受け止める共同基盤の構築に着手する。

アソビシステムが持つ企画・プロデュース力と海外市場開拓のノウハウに、ORIGINALがグローバルメディアブランド「Time Out」の日本における17年の運営を通じて得た企業・人のグローバルネットワークと事業基盤の設計・運営力を掛け合わせる形で、両社は長期ゴールを見据えた戦略的パートナーシップを推進する。



高まる日本文化への関心、「受け皿」構築が業界課題に

今回の提携の背景には、日本のカルチャー・アート・観光・食文化に対する国際的関心の高まりがある。政府は訪日市場について2030年に6,000万人・消費15兆円、日本発コンテンツの海外市場規模については2033年までに20兆円という官民目標を掲げ、コンテンツおよび地域の海外展開を政策の重点に据えている。

一方で、インバウンドでの日本体験や海外でのイベント・ツアーで生まれた熱量を現地で受け止め、継続的な事業へと転換する基盤は、業界全体において依然として確立の途上にあるのが実情だ。

アソビシステムは2007年の設立以来、アーティストプロデュースやイベントの企画・運営を通じ、人と現場を軸に日本発カルチャーを国内外へ発信してきた。ORIGINALも同じ2007年の設立で、世界350都市に展開する「Time Out」の日本版「タイムアウト東京」(2009年開設)を軸に、世界目線で日本の都市と文化の価値を再発見し、その魅力を世界へ届けてきた。両社は、国際市場と日本のあいだに立つ架け橋としての役割を、異なる側から担ってきた企業同士である。

英語圏市場を起点に事業基盤構築、共同投資スキームも検討

本提携では、三つの取り組みを実施する。第一に、海外市場における事業基盤の共同構築だ。日本の文化が生む集客力を継続的な事業へと結ぶ基盤を両社で企画・構築・運営し、まずは訪日観光でも存在感を増す欧米豪を中心とした英語圏市場に取り組む。第二に、インバウンド・地域創生領域での協業として、両社のブランドと知見、ネットワークを掛け合わせ、訪日体験と地域の国際化に共同で取り組む。第三に、共同事業の拡大に向け、ファンドを含む新たな投資の仕組みづくりの検討を開始する。

資本面では、アソビシステムが本業務提携の長期的推進を目的としてORIGINALへ出資し、戦略的株主となる。両社は事業パートナーとして、共に成長を目指す新規プロジェクトを検討・推進していく方針だ。

両代表コメント「文化は長期のトライ&エラーで培われる」

中川悠介代表取締役は、「アソビシステムは創業以来、原宿の街から、人と現場を軸に、日本のカルチャーを世界へ届ける挑戦を続けてきました。打席に立ち続けるなかで感じてきたのは、せっかく生まれた熱量を一過性で終わらせず、受け止めて育てていく基盤の必要性です」とコメントした。同じ年に創業したORIGINALと伏谷代表を「その基盤を一緒に作っていく心強いパートナー」と評した。

ORIGINALの伏谷博之代表取締役(タイムアウト東京代表)は、「日本のカルチャーに世界から熱い視線が集まるいま、足りないのは注目ではなく、それを受け止め、継続的な事業に育てる仕組みです」と指摘。「文化は、お決まりのビジネススキームではなく、文化的共鳴を軸とした長期のトライ&エラーの中で培われるもの。今回の提携でも、そこを大事にしていきます」と述べた。

《Branc編集部》

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