
マイクロソフトXBOX部門CEOのアーシャ・シャルマ氏が従業員向けに示した「XBOXの4つの優先事項」をまとめたメモについて、技術系ニュースサイト「The Verge」が報じました。
大規模リストラ後に示された新たなロードマップ
2026年6月、シャルマ氏とXBOX EVP兼チーフ・コンテンツ・オフィサーのマット・ブーティ氏の共同声明が発表されました。過去5年でコンテンツ、プラットフォーム、ハードウェア補助への継続的投資に200億ドル以上を費やしてきたものの、年間収益は約5億ドル減少しているといい、「XBOXの事業は健全ではない」「今後、この状況を続けることはできません」と述べたことは、Game*Sparkでもお伝えしています。
その後、7月6日には約3200人の人員削減と4つのゲームスタジオの売却・独立を発表。国内外のメディアが「XBOXの大規模リセット」について報じました。
この“リセット”発表後となる7月30日、シャルマ氏は従業員向けに今後のロードマップと、そのための優先事項として「4つのC」を掲げたメモを提示。その内容が明らかとなりました。
シャルマ氏の最終的な目標は、2030会計年度までに「プレイヤー数とエンゲージメントにおいて持続的な2桁の成長を達成し、業界トップクラスの利益率を維持しつつ、長期的な1日あたりプレイヤー数の目標の半分に到達すること」です。
その実現に向け、2028年度・2029年度には下記の優先すべき「4つのC」に基づき、「プレイヤーに価値ある体験を提供し、収益の加速をもたらす事業を展開していく」ことを挙げています。
XBOXが優先すべき“4つのC”
コア(CORE):コンソールを軸にプラットフォームを強化する
コンテンツ(CONTENT):優れたゲームを世界的なフランチャイズ(シリーズ化・長期展開)へと成長させる
クリエーション(CREATION):『マインクラフト』を世界一のクリエイター向けプラットフォームにする
コネクション(CONNECTION):ファンに愛される世界をさらに広げる
2月の新CEO就任以来、Xboxのプレイヤー数と収益を再び成長軌道に戻すことを目標に掲げ、大胆な再編計画を実行に移しているシャルマ氏ですが、「毎日10億人以上の人々をたのしませる数少ない企業の1つにする」という過去の発言を引用し、The Vergeは「野心的でほぼ不可能な目標」と評しています。
なお、マイクロソフトは2026年度第4四半期(FY2026Q4)の決算を発表したばかり。決算発表にあわせて、シャルマ氏は今回のメモを共有したのだと思われます。
決算発表においては、マイクロソフトのCEOサティア・ナデラ氏が「(前略)当社は業界最高のIPと世界中の優秀なスタジオを有しており、これらの強みを結集することで、2027年度には事業を再び成長軌道に乗せることができると見込んでいます」などとも語っていました。
今後のXBOXの動向にも注目が集まります。
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