「暴力や人種問題も忠実に」―『マフィア III』インタビューでにじみ出た開発熱量 | GameBusiness.jp

「暴力や人種問題も忠実に」―『マフィア III』インタビューでにじみ出た開発熱量

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「暴力や人種問題も忠実に」―『マフィア III』インタビューでにじみ出た開発熱量
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2K Gamesがおくるクライムアクションシリーズの最新作で、国内2016年10月27日発売予定の『Mafia III(マフィア III)』。東京ゲームショウ2016では、初となる2Kブースでの出展も決まりました。Game*Sparkは、マフィアのシリーズ初期から関わる2Kのエグゼクティブプロデューサーデンビー・グレイス氏にインタビューを行い、今作で気になるポイントの数々を答えてもらいました。

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――本日はよろしくお願いします。いよいよ『マフィア III』の発売が近づいてきましたが、感触はいかがですか。

デンビー・グレイス氏(以下グレイス): 本当に興奮しています。開発も終盤の段階で、『マフィア III』が素晴らしい出来栄えだと自負しているので、こうしてプレスの皆さんにゲームを見てもらえる機会が誇らしいです。来月にはゲーマーの手にも届けられると思うと楽しみで仕方ありません。

――『マフィア III』の開発期間はどれくらいですか?

グレイス: 開発元Hanger 13のスタジオが創設されたのは2014年ですが、ゲームの開発はそれ以前から着手されており、少なくとも3年以上はかかっています。

――1960年代のニューオリンズというゲームの舞台を構築するにあたって、開発チームはどのような調査を行いましたか。

グレイス: 調査チームが実際にニューオリンズに行って様々な実地調査を行いましたし、開発メンバーとしてアートや街の構造、あるいはストーリーテリングという部分まで、膨大な資料や映画を参考にしています。

――メインストーリーのゲームプレイ時間はどれほどになるでしょうか?またサイドミッションも含めた場合は?

グレイス: マフィア稼業のビジネスのやり方、あるいはステルスなのか正面突破なのかなど、プレイの進め方によっても随分変わってくるので大まかな数字になりますが、重要な部分だけだとおよそ25時間、プレイスタイルによっては40時間ほどになるでしょう。

――『マフィア III』にはどれくらいの種類のサイドミッションやアクティビティが用意されていますか?

グレイス: 具体的な数はお答えできませんが、本作におけるサイドミッションやアクティビティというのは単なるおまけではなく、すべてがメインストーリーに絡む作りになっています。また地区によってミッションの数が多かったり、別の地区ではストーリー体験に重きが置かれていたりと差があります。何より重要なのはプレイヤーに選択の自由があるという点です。


――前作のキャラクターであるヴィトと、今作の主人公リンカーンは、どのような関係性なのでしょうか。

グレイス: 二人が初めて出会ったのは、サル・マルカーノの犯罪組織が連邦準備銀行の強奪を計画していた時です。その時は直接的にやりとりはありませんでしたが、のちにイタリアンマフィアに裏切られたリンカーンが仲間を集めている時に、彼を手助けするジョン・ドノヴァンがヴィトの名前をあげたことから、二人は共に仕事をしていくようになっていきます。

――今作の舞台であるニューボルドーのマップ規模はどれほどなのでしょうか?

グレイス: 正確な数字でお伝えできませんが、ニューボルドーは9つの地区にわかれており、それぞれの地区は2つのラケット(マフィア稼業の種類)が用意されています。加えて、バイユーと呼ばれる広大な沼地も存在します。

――『マフィア III』のゲーム中では、時代背景にもとづいた人種差別や貧困といった問題も色濃く描かれています。そういった設定をゲーム内で表現するにあたって困難なことや制約はありましたか?

グレイス: 制約などはありません。『マフィア III』で描かれる人種差別や暴力といった問題は、当時本当に存在したものであり、開発チームはそれらも忠実にゲームに取り入れたいと考えていたのです。もちろん、どこまで忠実に描くかという議論や線引きの難しさはあったものの、こうした題材を扱うことに対しての難しさはありませんでした。

――音楽のこだわりについて教えてください。

グレイス: 音楽は2つの種類があり、ひとつはライセンス許可を得て採用しているローリング・ストーンズ、サム・クックといったビッグアーティストの楽曲です。Hanger 13スタジオ創設者兼クリエイティブディレクターのヘイデン・ブラックマンも音楽には強い思い入れがあってチョイスしています。たとえば、主人公のリンカーンが襲撃されて気を失いジェームズ神父に起こされるという印象的なシーンでは、ステッペンウルフの名曲“Desperation”が流れます。ヘイデンは有名なアーティストからマイナーな曲をあえて選んだりとこだわっています。音楽については、2KとHanger 13のメンバーがバンドを組んで、ナッシュビルのスタジオでオリジナルの楽曲を収録しています。これらの曲は戦闘シーンなどで雰囲気を盛りたてるために使われていますよ。

――グレイスさんのお気に入りのキャラクターは?

グレイス: 間違いなくジョン・ドノヴァンです。彼はゲーム中盤から登場するキャラクターで、本気でイカれていて、愛嬌もあって、とても気に入っています。あとはヴィトも好きですね。私が『マフィア III』をプレイするときは、取り分は全部ヴィトにあげてしまいます(笑)。

――では最後に『マフィア III』を楽しみにしている日本のゲーマーにメッセージを。

グレイス: 来月いよいよゲームが発売され、皆さんがプレイする日が待ちきれなくてワクワクしています。実は日本に来たのは今回が初めてなのですが、こうしてプレスの方々に遊んでもらったのも初めてです。我々は本当に楽しみながら本作を開発してきたので、ゲーマーの皆さんもきっと楽しんでいただけるはずです。

――わかりました。本日はありがとうございました。


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『マフィア III』は、PS4/Xbox One/PCを対象に、国内で10月27日発売予定です。
《Rio Tani》

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