先日、Blizzard Entertainmentを退社したと明かしたゲーム開発者のRod Fergusson氏ですが、2Kに復帰し『バイオショック』フランチャイズ責任者に就任すると自身のXで報告しました。
『インフィニット』を発売へと導いた“クローザー”がフランチャイズ責任者に就任
Rod Fergusson氏はこれまでBlizzard Entertainmentに加え、MicrosoftやEpic Games、2Kなどに勤務。また2012年から2013年にかけては、開発チームを率いる幹部の1人としてIrrational Gamesに所属し、当時開発が難航していた『バイオショック インフィニット』を“クローザー”として9か月で発売へと導いた経歴も知られています。

Fergusson氏は、現在『バイオショック』新作に取り組んでいるCloud Chamberの代表として開発を監督しつつ、Netflixの映像作品を含むフランチャイズ関連企画も担当することになるといいます。
Cloud Chamberは2019年に『バイオショック』新作に取り組んでいることを発表しましたが、その開発は難航。2025年8月初頭には内部レビューで不合格となり、代表のケリー・ギルモア氏が解任されるとともに大幅な作り直しが行われると伝えられていました。
その後、『バイオショック』新作は「疑いの余地なく発売する」というテイクツーCEOの発言が報じられることに。この強気の発言は、Irrational Gamesの元開発者らに「彼無しでは『バイオショック インフィニット』はリリースされなかった」と評価されるRod Fergusson氏が、責任者としてフランチャイズに帰ってくると決まっていたからなのかもしれません。

Cloud Chamberではレイオフも進行中か
なお、BloombergのゲームジャーナリストJason Schreier氏は、Rod Fergusson氏の就任にあわせてCloud Chamberで不特定の人数のレイオフが進行中であると伝えています。