政治風刺を盛り込んだオープンワールドRPG『Future? No Thanks!』のSteamリリースが度重なる延期を余儀なくされ、開発元のMolleindustriaがSteamに対する強い批判を表明しました。
Some sad news regarding today’s release:
— Molleindustria FUTURE? NO THANKS! DEMO OUT (@molleindustria.org) 2026年7月22日 22:50
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問題となったのは「数秒間表示される」ローポリゴンのヌード
『Democratic Socialism Simulator』や『Green New Deal Simulator』など、社会派のシミュレーションゲームをMolleindustria名義でSteamにてリリースしてきたPaolo Pedercini氏。同氏は2026年7月下旬、SNSのBlueskyで新作『Future? No Thanks!』の発売再延期をアナウンスし、その理由は「ゲームに含まれるヌードシーン」の審査が3週間以上と長引いているためと述べています。
『Future? No Thanks!』は、2045年エコ社会主義のユートピアを舞台に、今日、安楽死の予定が組まれた老人「ハーヴェイ・ハフストーン」となり、“あなた以外のすべての人にとって理想的な未来の中”で最後の一日を存分に楽しむ、という大人向けストーリーです。ゲーム内で安楽死や売春、ドラッグを扱うため現時点で本作は「成人向け」タグがついています。

性的コンテンツを含む以上、審査による発売延期もやむを得ないように思えますが、描写は全体的にローポリゴンで、一般常識の範囲では“性的刺激を煽る”見た目ではありません。開発者いわく問題となっているヌード描写は「テクスチャを使用しない数十個のポリゴンでお尻と胸を描き、数秒間、画面上に静止画の状態で表示される」シーンのみで、直接的な性行為の描写はないとのこと。また、本作には製品版と同一内容の無料デモ版が存在し、こちらは数カ月前から配信されています。
Pedercini氏は「唯一の権威であるSteamを軽視した私が愚かでした」「Steamからわいせつで性的なコンテンツを排除するため、徹底的なチェックを行ってくださるValveのチームに感謝いたします」と皮肉をこめてSNSに投稿しています。
また、ニュースサイト「Aftermath」に対して同氏は「ゲーム業界には非常に明確で体系的なコンテンツレーティングがあり、『Future? No Thanks!』は明らかにESRB 17+(軽微な性的表現を含む17歳以上対象)またはPEGI 16+(推奨年齢16歳以上)に該当します」と主張。しかし「Steamは、このゲームを刺激を与えることが目的の変態ポルノゲームに分類しようとしている」と批判しています。

このまま「成人向け」タグでリリースされるとドイツと中国のユーザーは購入できなくなるなど、本作の認知度やアクセス性に深刻な影響が出る可能性に言及。さらに、問題を回避するためゲーム内容の調整も検討しているものの、具体的にどのような修正が必要なのかは分かっていないとのこと。同氏は審査プロセスやガイドラインが曖昧であると指摘し、「Steamは前例のほとんどない独占企業で、開発者は完全に彼らの意のままになっている」と述べています。







