インディーゲーム開発者の滝井ノアメ氏は10月4日、国内銀行にSteamでの売上の受け取りを拒否(デバンキング)され、百合ゲーム『私たちフェイクマリッジ?』が発売延期となったことについて、対処の経緯をnoteで公開しました。
入金拒否への対応を経て制作再開
滝井氏は8月、Steamでの売上について、成人向け描写を理由に新生銀行で入金を拒否されたと報告。その後、パブリッシャーに成人向け以外の作品の売上をゆうちょ銀行へ送金するよう依頼しましたが、銀行側に拒否されて新作の売上も受け取れない状況から、その対応を優先して『私たちフェイクマリッジ?』の発売を延期していました。
公開されたnoteでは、入金拒否に至った経緯が明かされ、問題の発生当時はセールで売上が増えたことから銀行の自動チェックでマネーロンダリングを疑われ、資料の提出を求められたとのこと。過去作の成人向けパッチや、事業の売上であることが規約違反とされたと振り返っています。
滝井氏は、最終的に事業資金を取り扱える別の銀行で口座を開設し、問題を解決。過去作の成人向けパッチは放棄することとなったものの、関係者との調整も済んだことから『私たちフェイクマリッジ?』の制作を再開するとしています。
また、同じ問題に直面した制作者に向け、銀行から疑いを掛けられても自分に非があると落ち込まないでほしいと呼びかけました。成人向けの作品についても「それ自体を自分で否定しないであげてください」としつつ、銀行の規約への対応とは分けて捉えるよう伝えています。
返礼品の一部を先行発送へ
制作再開となった『私たちフェイクマリッジ?』は、プレイヤーが「イマジナリー天使ちゃん」となり、主の八雲袮々とともにヒロイン同士の恋愛を後押ししていく、成人向け描写のない百合恋愛ADVです。


クラウドファンディングも実施された本作について、滝井氏は支援者向けに今後の予定を案内し、パッケージやSteamコードなどを除く、発売時に発送予定だった物理返礼品は先に発送するとしました(発送スケジュールは、Mineart社との協議後に改めて告知する予定)。パッケージはパッケージ版の発売に合わせて、滝井氏が自費で発送するとのことです。
また、ゲームの発売日は関係各所との調整を経て改めて発表する予定である一方、滝井氏は「冬コミまでには!」との意向も示しており、それに向けて実際のシナリオを遊べる体験版ver.2を用意することも明かしています。
『私たちフェイクマリッジ?』は、PC(Steam)向けに2026年発売予定です。










