
カニプロは、PC向けに開発中の新作シューティング『香港2097』について、発売を2026年第1四半期に延期すると発表しました。ゲーム自体は完成しているものの、Steamの審査プロセスが停滞していることが原因とのこと。
「承認なしには何もできない」開発者は嘆きの投稿
カニプロはXアカウントにて、「再提出から2週間が経過したが、Steamからの応答がまだない」と報告。「ゲームは完全に完成しているが、承認なしには何もできない」とのことで、現状を「ゲーム開発のリンボ(地獄の辺土)」と表現し、発売時期の変更を余儀なくされたことを明かしました。
審査待ちの間、開発者は「ヌードもないし、最初から最後まで完璧に遊べるのに!」とSteamに呼びかけるなど、一向に進まない状況にもどかしさを感じている様子。
一方で、ゲームが完成して時間を持て余した結果、「90年代以来初めて『スーパーマリオワールド』を腰を据えて遊んだ」と報告するなど、審査待ちの時間を何とかやり過ごしているようです。
原作者も参加、伝説のアングラゲーが復活

『香港2097』は、1995年にスーパーファミコン向けの非公認ソフトとしてリリースされた伝説のアングラゲーム『香港97』の続編です。
原作者のクーロン黒沢氏も共同開発に参加しており、架空の帝国・アメリッッカ合衆国の人口を一掃するという不謹慎なストーリーや、狂った世界観はそのまま継承。ゲームジャンルはツインスティックシューターとなり、ループする曲や意味不明な敵といった「原作のDNA」を保ちつつ、しっかり遊べる内容に仕上がっているとのことです。


『香港2097』は、PC(Steam)にて2026年Q1に発売予定です。
¥10,980
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