
2026年7月22日から24日にかけて、パシフィコ横浜ノースとオンラインで「CEDEC 2026」がハイブリッド開催されました。CEDECはゲームに関する技術や知識を共有する国内最大級のカンファレンスで、会場内のスポンサー展示エリアでは、各社による展示が行われました。本稿では東芝ブースの様子をお届けします。
東芝が「CEDEC」に出展するのは「CEDEC 2025」に続いて二度目。同社のブースでは、前年に続き「東芝のコミュニケーションAI RECAIUS(リカイアス)」が展示されていました。「RECAIUS」は、東芝のAI・音声・知識処理技術を活用したコミュニケーションAIで、ブースでは音声合成ミドルウェア「ToSpeak」と音声認識ミドルウェア「ボイストリガー」が紹介されました。
RECAIUS商品サイト
ToSpeak商品ページ
ボイストリガー商品ページ
「ToSpeak」は、入力された任意のテキストを音声データに自動変換するミドルウェアです。カーナビのガイド音声、電車の車内アナウンスなどで広く採用されています。ゲーム分野でも採用実績を有しており、2020年に発売されたニンテンドースイッチソフト『ダービースタリオン』に「ToSpeak G3」が、2026年から全国のアミューズメント施設で稼働している競馬メダルゲーム『StarHorseParty』に「ToSpeakGx Neo」が採用。両作品において、レース時の実況音声を自動生成しています。 『StarHorseParty』では、競馬の名実況者として知られる杉本清氏の音声を元に同氏の実況を表現しており、東芝によると、プレイヤーからも非常に高く評価されたとのことです。

一方の「ボイストリガー」は2025年6月5日にニンテンドースイッチ2向けにも提供開始している音声認識ミドルウェアで、ゲーム開発会社に向けて提供されています。人が発する音声から決められた特定の言葉(トリガーワード)を検出できるようになっており、東芝によると、タイトル名は非公表ながら、既にNintendo Switch 2 向けソフトで「ボイストリガー」が採用されているという。展示ブースでも、「パンチ」「キック」「メテオプレス」などのかけ声に反応して巨大ロボットがさまざまなアクションを実行するデモソフトウェアを、スイッチ2上で動かしていました。

ブースで(株)東芝 デジタルエンジニアリングセンター リカイアスビジネス推進部 主任の佐伯祐太郎氏に話をうかがうと、上記のようにゲーム業界での採用事例が増えてきたことを受けて、これまで以上にゲーム業界にも注力していきたいと考えているとのこと。「まだ東芝とゲームが結びつかない方も多いと思いますが、ゲーム業界の皆様に当社の技術とソリューションを知ってもらい、新たな可能性として検討材料にしていただければ」とのことでした。







