開発受託トーセが黒字転換を果たす、コンソール案件が好調に推移【ゲーム企業の決算を読む】 | GameBusiness.jp

開発受託トーセが黒字転換を果たす、コンソール案件が好調に推移【ゲーム企業の決算を読む】

中長期的な拡大を目指して、大胆な戦略を打ち出す必要が出てくるかもしれません。

企業動向 業績
開発受託トーセが黒字転換を果たす、コンソール案件が好調に推移【ゲーム企業の決算を読む】
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受託開発のトーセが黒字転換を果たしました。

2024年8月期(2023年9月1日~2024年8月31日)は2件の開発トラブルに見舞われ、一部プロジェクトの中止も重なって5億円を超える営業損失を出していました。2025年8月期(2024年9月1日~2025年8月31日)はプロジェクトが円滑に進行し、売上高・営業利益ともに通期計画を上回って着地。特に家庭用ゲーム機・PC関連の開発が著しく伸びています。

今期は減収減益を予想しているものの、「ニンテンドースイッチ2」の売れ行きは好調。堅調に推移する可能性もあります。

家庭用ゲーム機・PC向けの売上は1.8倍に急増

2025年8月期の売上高は前期比43.8%増の66億3,600万円、6億8,900万円の営業利益(前期は5億2,200万円の営業損失)を出しました。

トーセは期初に2025年8月期通期の売上高を前期比21.3%増の56億円、2億8,000万円の営業利益と予想していました。実際の売上高は予想比で18.5%増、営業利益は同146.1%増。モバイルゲームは苦戦するものの、好調の家庭用ゲーム機・PC関連がゲーム事業の売上をけん引し、増収かつ大幅な営業増益となっています。


《不破聡》

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