
セガサミーホールディングスが2026年2月13日に2026年3月期通期見通しを修正し、375億円の純利益から130億円の純損失へと一転させました。
買収したフィンランドのゲーム会社ロビオに関連するのれん313億円、オランダのオンラインカジノゲーム会社ステークロジックののれん150億円(金額は精査中)の減損損失をそれぞれ計上。2社は買収当初に見込んでいたよりも収益性が低下しました。セガは大型のM&Aを凍結し、計画していた資金の一部を自己株式の取得に充当しました。成長資金を株価対策へと振り替えた形です。
のれんの減損損失によって来期以降は利益を出しやすい体制に
2026年3月期第3四半期累計期間(2025年4月1日~2025年12月31日)の売上高は前年同期間比4.0%増の3,352億円、営業利益は同54.6%減の198億円でした。168億円の純損失(前年同期間は417億円の純利益)を出しています。第3四半期にロビオののれんの減損損失313億円を特別損失として計上しました。
それに加えて第4四半期にステークロジックののれんの減損損失を計上する見込み。現時点では150億円としていますが、詳細な金額は精査中です。

※決算短信より筆者作成
のれんの減損損失という概念は会計上の概念のためにキャッシュフロー上の影響はありません。のれんはM&Aで生じた純資産と買収額の差で、固定資産の無形資産として計上されます。一般的なM&Aでは、被買収企業が将来的に生み出すキャッシュフローを予測し、買収額を決定します。ロビオの買収額は当時のレートで1,036億円でした。






