『Dead Space』『The Callisto Protocol』などを手掛けたことで知られ、Striking Distance Studiosの創設者でもあるグレン・スコフィールド氏は、「ゲーム開発におけるAI技術の活用を全面的に支持しており、積極的に活用している」と海外メディアThe Game Businessのインタビューで語りました。
AIを「100%支持する」と前向きな姿勢を示す

スコフィールド氏はインタビューで自身が手掛けてきた作品について振り返りつつ、今後のゲーム開発における展望を述べています。AI技術についての見解を尋ねられた際は、積極的に開発に取り入れており、作業を効率化するための新たなツールとして模索している旨を説明しました。
また、AIがクリエイティブ業界に与える影響については、Photoshopやモーションキャプチャーが登場した時の状況を踏まえて、業界の水準が変化する可能性があるという見解を示しています。
新しい技術の登場で作業が効率化され、一部の仕事が無くなったとしても、開発工程全体はより複雑になっていったと説明。AIの普及に際しては、プロンプトエンジニアのような新たな職業が今後必要になるかもしれないと考えています。

さらにスコフィールド氏は、インターネット黎明期は誰もがウェブサイトを持つようになると言われていたことを振り返り、そして現代ではそれが実現していると語っています。
AIについては「100%支持する」と断言しており、新しい技術を上手く活用すれば良いと前向きな姿勢を見せた同氏。一方で7月末には、資金面などによりゲーム開発から撤退する可能性を自身のLinkedinにて吐露していました。