
不正行為の撲滅を掲げるゲームプラットフォームPlaySafe IDは、チーターがゲーマーに与えている影響を調査し、結果を公開しました。調査対象の80%がオンラインゲームでチーターに遭遇しており、42%はチート行為によりゲームをやめることを考えたと回答しています。
ゲーマーの4割がチート被害で引退危機に
PlaySafe IDはAtomik Research協力の下で、イギリスとアメリカの2,000人以上のゲーマーを対象にオンラインゲームでのチート行為による被害を調査しました。
調査の結果、ゲーマーの55%がチート行為の被害を受けて課金の額を減らした、あるいはやめたと答えたほか、42%はチーターのせいでゲームを完全にやめようかと考えたことが明らかになりました。

チート対策については、73%がチーターとのマッチングを避けるための本人認証を厭わないと回答。79%がチート行為の罰則を他のゲームにも適用させるべきだと考えています。
また、62%のゲーマーが時にはチートをしたくなった経験があると認めており、25%はその誘惑を頻繁に感じていると答えました。この結果を受けてPlayerSafe IDは、チート行為に直面した嫌な体験で誠実さが失われて、勝つためにチーターに仲間入りしてしまう悪循環を示唆していると分析しています。
10月10日発売予定の『バトルフィールド 6』では、オープンベータテスト先行アクセス中にアンチチートシステムが約33万件のチート行為やアンチチートの改ざんを検出したと報告されました。セキュアブートは万能な対策ではなく、チーターを通報することがチートとの戦いの最大の助けになると説明しています。
PlaySafe IDの調査では、チート行為はプレイヤーに被害を与えるだけではなく、開発者の収益にも影響を及ぼす深刻な問題であることが明らかになっています。あらゆる企業を悩ませるチート問題について、プレイヤーも一丸となって撲滅に取り込むことが求められています。