アメリカのゲーム業界団体エンターテインメントソフトウェア協会(ESA)は、米国退役軍人の生活におけるビデオゲームの影響と、役割をリサーチするオンライン調査を実施しました。調査の結果、全体の85%以上が現役中のストレスから逃れるのに役立ったと回答し、77%が退役後の人生に良い影響を与えたと答えています。
ビデオゲームが退役軍人の精神衛生を保つ

データ分析会社YouGovとESAが実施した調査では、ビデオゲームが退役軍人のストレス管理や、人間関係の構築に役立つことが判明しました。
調査対象となった退役軍人の86%がビデオゲームがストレスや不安を解消してくれると答えており、77%が他者と繋がる貴重な手段を提供してくれると回答しています。
また85%が軍務後のリラックスに役に立ったと答えたほか、78%は軍隊の仲間とのゲームで仲間意識が強まったとのこと。
ビデオゲームで築かれた友情は退役後も続いている模様であり、週に1回以上は他の人とビデオゲームをプレイしていると答えた退役軍人のうち、58%が軍隊時代の友人とオンラインで遊んでいるそうです。
この結果を受け、ESA会長兼CEOであるスタンレー・ピエール・ルイ氏は、「ビデオゲームが精神衛生を向上させ、社会的な繋がりを育み、全体的な幸福感を高めていることを誇りに感じる」とコメントしています。
エンターテインメントソフトウェア協会の調査について、全文は公式サイトをご確認ください。