『ファイナルファンタジー』シリーズ作曲家・植松伸夫氏が「CEDEC AWARDS 2025」特別賞を受賞 | GameBusiness.jp

『ファイナルファンタジー』シリーズ作曲家・植松伸夫氏が「CEDEC AWARDS 2025」特別賞を受賞

ゲーム音楽の世界的評価向上への貢献が評価されました。

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『ファイナルファンタジー』シリーズ作曲家・植松伸夫氏が「CEDEC AWARDS 2025」特別賞を受賞
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コンピュータエンターテインメント協会は、開発者向けカンファレンス「CEDEC2025」において、「CEDEC AWARDS 2025」の特別賞に作曲家の植松伸夫氏が選ばれたと発表しました。

「CEDEC AWARDS 2025」の特別賞は、コンピュータエンターテインメント開発全般の進歩へ顕著な功績のあった技術および開発者を表彰するものです。

今回特別賞を受賞したSMILE PLEASE代表取締役の植松氏は、『ファイナルファンタジー』シリーズのテーマ楽曲をはじめとするゲーム音楽を手がけ、世界各国において活躍しています。

コンピューターゲームの黎明期から存在するゲーム音楽が、今ではエンターテインメントの主要な一翼を担うとともにアートとしても高く評価される存在となったことから、この礎を築いた大きな功労者の一人である植松氏に決定しました。

特に、同氏による『ファイナルファンタジー』シリーズのテーマ楽曲は、シリーズの象徴として多くのファンに親しまれ、新作・リメイクを問わず、その旋律を聴けば瞬時にゲームが思い起こされるほど、幅広い層に深く浸透していると評価されています。植松氏の独創的な作曲技術と、音楽を通じてプレイヤーに感動を届ける力は、ゲーム音楽が世界的に評価される原動力となりました。

植松氏が手がけた『ファイナルファンタジー VIII』のテーマ曲「Eyes On Me」は、1999年度第14回日本ゴールドディスク大賞でゲーム音楽としては初の快挙となる「ソング・オブ・ザ・イヤー(洋楽部門)」を受賞しています。

海外での評判も高く、「Time」誌の"Time 100: The Next Wave - Music"や「Newsweek」誌"世界が尊敬する日本人100人"の一人にも選出されました。近年は日本国内をはじめ世界各国で、オーケストラコンサートや自身のバンド植松伸夫 con TIKI によるライブイベントを開催しています。

なお、CEDEC AWARDS 2025の最優秀賞は7月21日まで投票受付中で、結果は7月23日に公開される予定です。CEDEC2025は7月22日から24日までの3日間、パシフィコ横浜ノースでハイブリッド開催され、受講者であることが投票資格となります。ノミネート作品は、公式サイトにて案内しています。また、「Developers’ Night」チケットの販売方法も決定し、案内が掲載されました。

「CEDEC AWARDS 2025」概要

  • 日時:7 月23 日(水) 17:40~19:00(予定)

  • 目的:コンピュータエンターテインメント開発の進歩へ顕著な功績のあった技術および開発者を表彰し、開発者全体の士気向上を図る。また、業界の内外へ最新のコンピュータエンターテインメント開発技術を普及啓蒙することで産業全体の発展に寄与する。

  • 対象:過去に発売されたコンピュータエンターテインメントに関わる技術およびその開発者(個人、グループ、企業内部
    門、企業含む団体等)

  • 表彰部門:
    ・エンジニアリング部門 ・ゲームデザイン部門 ・サウンド部門 ・ビジュアルアーツ部門

「CEDEC2025」 開催概要

  • 名 称: コンピュータエンターテインメントデベロッパーズカンファレンス2025(CEDEC2025)

  • 会 期: 2025 年7 月22 日(火)~24 日(木)

  • 会場: ハイブリッド開催/リアル会場:パシフィコ横浜ノース、オンライン会場:公式WEB サイト

  • 主 催: 一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)

  • 公式サイト: https://cedec.cesa.or.jp

《GameBusiness.jp》

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