【CEDEC 2009】堀井雄二氏らを表彰〜CEDEC AWARDS授賞式の模様をお届け | GameBusiness.jp

【CEDEC 2009】堀井雄二氏らを表彰〜CEDEC AWARDS授賞式の模様をお届け

CEDEC 2009の2日目、CEDEC AWARDS 2009授与式が開催されました。これは、技術面で大きな功績のあったゲームを表彰するという賞で、昨年に続いて2度目の開催となります。

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CEDEC 2009の2日目、CEDEC AWARDS 2009授与式が開催されました。これは、技術面で大きな功績のあったゲームを表彰するという賞で、昨年に続いて2度目の開催となります。
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CEDEC 2009の2日目、CEDEC AWARDS 2009授与式が開催されました。これは、技術面で大きな功績のあったゲームを表彰するという賞で、昨年に続いて2度目の開催となります。

パシフィコ横浜 国際会議場の大ホールで開催された授賞式。最初に登壇したのは、CESA副会長で技術委員長を務めるコーエーテクモホールディングスの松原健二社長です。「CEDEC AWARDSは昨年、CEDECが10周年を迎えたのを期にスタートし、大きな評価をいただいたことで2年目の開催となりました。今年は著述賞とネットワーク部門が追加になりました。今後もゲームに関わる技術を表彰し、国内・海外のゲーム開発の更なる発展を後押していきたいと考えています」とコメントしました。

CEDEC AWARDSは、プログラミング・開発環境、ビジュアルアーツ、ゲームデザイン、サウンド、ネットワークの5部門があり、CEDECの実行委員会とは独立したノミネーション委員会がノミネーション作品を選出、CEDECのプログラムを組織するアドバイザリーボードの選考を経て、さらに最終的にはCEDEC受講者による投票を経て決定されるという、正に開発者が選ぶ開発者のための賞になります。また、これに加えて、長くゲーム業界に功績を残した人に与えられる特別賞と、ゲーム関連の著述で高い功績のあった人に贈られる著述賞が用意されています。

プログラミング・開発環境部門
『ワンダと巨象』プログラミングチーム
株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント

プログラミング・開発環境部門で大賞を得たのは『ワンダと巨象』プログラミングチーム。ゲームデザインを支えるリアルタイム変形コリジョンが評価されました。が、登壇した杉山一氏は「実は変形コリジョンには穴があり、他の要素が上手く隠してくれています。そういう意味で、ゲームデザイン、モーション、アートなど様々な人のお陰で実現したものだと考えています。そうした部分もぜひ見てみてください」とのコメントでした。2日が誕生日だったとのことで、良いプレゼントになりましたね!

杉山一氏


ビジュアルアーツ
『大神』アーティスト、及びテクニカルアーティスト
株式会社カプコン

バラエティ豊かなゲームがノミネートされたこの部門で大賞を勝ち取ったのは、『大神』でした。言うまでも無く、独創的な墨絵の表現が高く評価されました。登壇した江城元秀氏は「良い評価を受けたゲームでしたが、中でもグラフィックは非常に高い評価をいただくことができました。『大神』はこれからも色々な展開をしていきたいと考えていますので、これからも変わらぬ声援をお願いします」と話してくれました。

江城元秀氏


ゲームデザイン
『モンスターハンターポータブル』開発チーム
株式会社カプコン

ゲームデザインでは、バーチャルとリアルを繋ぐ様々なアイデアがノミネートされました。その中で大賞となったのは『モンスターハンター』でした。辻本良三氏は「チームみんなで作っているゲームです。大阪に帰ってチームのみんなで喜び、そして今後も励んでいきたいと思います」とコメントしました。

辻本良三氏


サウンド
『リズム天国ゴールド』開発チーム
任天堂株式会社

サウンド部門では、最新の3Dサウンドなど豪華な音楽を実現したゲームが多数ノミネートされました。そんな中で大賞を受賞したのは、『リズム天国ゴールド』でした。登壇した米政美氏は「リズム天国のサウンドはなるべくシンプルで覚えやすいBGMと、なるべくインパクトのある効果音で、独特の雰囲気を作り上げています。頭で考えるのではなく、独特のノリの飲み込まれて、体が勝手に動いてしまうようなものを目指しています。今後もサウンドならではのアプローチで、遊ぶ人を笑顔にするような取り組みをしていきたいと思います」と話してくれました。

米政美氏


ネットワーク
「ニコニコ動画」開発チーム
株式会社ニワンゴ

今年から設けられたネットワーク部門の大賞には「ニコニコ動画」が選ばれました。代表として登壇した杉本誠司氏は、「そうそうたるタイトルの中で受賞して若干びびってます。ニコニコ動画のネットワークには元々オンラインの構築をしている人も多くいるので、こういう場は意識して作っています。ありがとうございました」とコメント。

杉本誠司氏


著述賞

著述賞、昨年「ゲームプログラマになる前に覚えておきたい技術」を著したセガAM R&D2の平山尚氏が受賞。ゲーム開発に第一線で携わっている人による著書として草分け的存在です。平山氏は「会場に集まってる皆さん、もっと本を書いてください。もしこれが8年前に出ていれば、こんなに苦労はしませんでした!」と呼びかけました。著述賞は、このような動きがより活発になることへの期待を込めたものだということです。

平山尚氏


さらに著述賞はもう一人、「プログラミング言語C」を起こした、故・石田晴久氏に贈られました。石田氏が82年に翻訳したこの書は技術書として異例の48万部を超える販売がされていて、今なお名著として読まれています。また、東大の大型計算機センター長やサイバー大学などに努め、UNIXやインターネットなど日本のコンピューターサイエンスを支える技術の普及に多大な貢献をしたことが評価されました。

登壇したのは奥様、石田順子氏


特別賞

そして今年の特別賞は、国民的なゲームとなった『ドラゴンクエスト』シリーズを手掛けた、堀井雄二氏が選ばれました。

堀井氏は「当時はまだRPGが一般的なものではなく、どうやったらみんなが遊べるか作ったゲームでした。それが今では誰もがRPGを誰もが当たり前のように遊んでいます。大学生がマンガを読むようになってしまったと呼ばれた世代があって、彼らはいま60代で、今だにマンガを読んでます。同じように、ゲーム世代もずっとRPGを遊んでくれるんじゃないかと思います。そうした人たちに向けて今度は皆さんが素晴らしいゲームを作ってくれることを期待しています」と話しました。

《土本学》

メディア大好き人間です 土本学

1984年5月、山口県生まれ。幼稚園からプログラムを書きはじめ、楽しさに没頭。フリーソフトを何本か制作。その後、インターネットにどっぷりハマり、幾つかのサイトを立ち上げる。高校時代に立ち上げたゲーム情報サイト「インサイド」を株式会社IRIコマース&テクノロジー(現イード)に売却し、入社する。ゲームやアニメ等のメディア運営、クロスワードアプリ開発、サイト立ち上げ、サイト買収等に携わり、現在はメディア事業の統括。

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