
インディーゲームクリエイターのTeam Kanohiは、レゴ「バイオニクル」シリーズのファンゲーム『Bionicle: Masks of Power』の開発中止を発表しました。
8年間の長期開発作品に無念の幕引き…公式作品との誤認危惧か

今年8月にはデモ版の公開が予定されていたなど、8年間にわたり開発が続いてきた『Bionicle: Masks of Power』でしたが、発表によるとレゴグループからプロジェクトの中止と公開コンテンツの削除を求められたとのこと。理由は開示されていないとしながら、これまでレゴの公式ガイドラインに従い開発を進めてきたものの、公式作品と勘違いされかねないほどにプロジェクトが大きくなってしまったことが原因ではないかと推察しています。実際に「bionicle game」と検索するとトップ数件のうちに本作が登場し、初めて見る人であれば誤認されることもやむを得ないであろうとの考えも示しました。
スタジオも改名の上、心機一転オリジナル作品の開発に着手
Team Kanohiはゲームプロジェクトを公開停止とした一方で、本作のファンへ向けての最後の成果発表として2時間を超える作品のウォークスルー映像を公開。さらに今後の展望として、本作の開発で培った技術を元にオリジナル作品のリリースを目指す新スタジオ「Unmasked Games」の設立と開発中のタイトル『Project Rustbound』を発表しました。


新作については未だコンセプト段階に留まり、詳細の公表にはまだ時間がかかるとしていますが、開発への士気は十分の様子。ファンゲームの中止を含め「チーム全体にとって心が痛む知らせですが、将来に向けて非常にワクワクしています。」と前向きなコメントで声明を締めくくっています。
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