目指すは「史上最高の痛快作」…『レゴDC スーパーヴィランズ』開発者に訊いたレゴ×DCユニバースの楽しみ方【E3 2018】 | GameBusiness.jp

目指すは「史上最高の痛快作」…『レゴDC スーパーヴィランズ』開発者に訊いたレゴ×DCユニバースの楽しみ方【E3 2018】

『レゴDC スーパーヴィランズ』の特徴や世界観をより深く知るため、編集部はTT Gamesのエグゼクティブ・プロデューサーであるPhil Ring氏にインタビューを実施。キャラクター作成をはじめ、コアシステムやDCユニバースを盛り込んだアプローチについて語ってもらいました。

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2005年発売の『レゴ スター・ウォーズ THE VIDEO GAME』から、賑やかにシリーズを重ね続けているビデオゲーム版『レゴ』。「バットマン」「ハリーポッター」など人気作品をレゴブロック風に再現し、簡単な操作とユーモアに溢れるカットシーンで彩るこのシリーズは、子どもから大人まで幅広く楽しまれています。

「E3 2018」で披露されたそのシリーズ最新作の名は『レゴDC スーパーヴィランズ』。DCコミックスへのデビューは『レゴ バットマン』で果たしていましたが、今作ではジョーカーやレックス・ルーサーの悪役のキャラクターを主人公に据えています。


そんな『レゴDC スーパーヴィランズ』の特徴や世界観をより深く知るため、編集部はTT Gamesのエグゼクティブ・プロデューサー、Phil Ring氏(以下、敬称略)にインタビューを実施。キャラクタークリエイションをはじめ、コアシステムやDCユニバースの味わいを盛り込んだアプローチについて語ってもらいました。

PS4/Xbox One/ニンテンドースイッチ/PCを対象とした『レゴ DC スーパーヴィランズ』は、2018年冬に国内外で発売予定です。



ーー本日はよろしくお願いします。まずは自己紹介からお願いします。

Ring氏:『レゴDC スーパーヴィランズ』のエグゼクティブ・プロデューサーを担当している、Phil Ringです。

ーー過去の『レゴ』ゲームにも関わっていたのでしょうか。

Ring:かれこれ11年間にわたってTT Gamesで働いています。最初に参加したゲームは『レゴ スター・ウォーズ THE COMPLETE SAGA』。それから『レゴ インディ・ジョーンズ』、『レゴ バットマン THE VIDEO GAME』、『LEGO マーベル スーパー・ヒーローズ ザ・ゲーム』……そして『レゴ バットマン』シリーズですね。そういうこともあって、再びDCの世界に戻れて本当にワクワクしています。

ーー『レゴ』ゲームは様々な作品と融合していましたが、レゴ×DCユニバースの特徴となるポイントを教えてください。


Ring:開発側としては、シリーズのファンから何が一番大事にされているかを常に考えています。どのシリーズも同じですが、DCに関しては私たちのオフィスのみんなが大ファンなんですよ。「DCのどんなところが好きですか」とみんなに聞いてみたときの答え、それこそがこのゲームと言えます。DCの悪役はすごくかっこいいですよね。ジョーカーやハーレイ・クインなどの悪役としてプレイできるゲームがいいな、それに加えて自分自身がゲームに登場できたらいいな、という気持ちがメインにありました。それでいてカスタムキャラクターを作れて、ストーリーに参加することもできます。DCコミックスの世界観の魅力はやはりキャラクターとロケーションにありますね。ゴッサム・シティはメトロポリスとは全然違うので、そのあたりもゲームで描きたいと考えていました。

ーーキャラクター作成について、詳しくお聞かせください。

Ring:今作のキャラクター作成は本当に奥深いです。今までの作品を超えるほどに。プレイヤーが誇りに思えるようなカスタムキャラクターを作らせたかったからで、それ自身がゲームプレイの一部なんです。最初のカットシーンでは、ゴードン本部長が新しく出てきた悪党の情報を掴もうと、ストライカーズ・アイランドの刑務所を訪問します。そのシーンの途中でキャラクター作成パートが出てきます。完成したら、作ったばかりのキャラクターが早速登場するんですよ。そのキャラクターと共に物語を歩んで行きたい、という気持ちになることでしょう。プレイしている中で新しい能力が解放され、プレイヤーキャラクターが物語の要となります。詳しい内容は伏せますが、物語の流れにも影響します。自分のキャラクターがジョーカーやハーレイと交流してどう反応していくか……そういった点が一味違う面白さで、特別なスパイスだと思います。

ーーハリウッド映画やコミック版のエピソードを基に、今作のストーリーを書くことはありましたか。


Ring:先ほどもオフィスのみんながDCの大ファンだと話しましたが、今回はオリジナルの物語を作りたかったのです。みんなはそれぞれ自分の一番好きなキャラクターやコミックがあって、『バットマン』の知識も山ほどあります。そこでDC本社と協力して、他とはさらに違うものを作りました。皆さんの知っているコミックの話ではありません。DCユニバースで起こる、新しい物語です。DCと話し合って、「そのアイデア最高だね、ついでにこのキャラクターも混ぜたらどうかな」「いいじゃんそれ!」なんてやりとりをすることもあって、本当に楽しかったですよ。キャラクター作成も同様です。クールなロケーションでオリジナルキャラクターが出るストーリーは、好きに書くことができました。

ーースタジオにハードコアなファンがいるということは、カジュアルなプレイヤーは気が付かないDCコミックスのマニアックネタが登場することも期待できますね。

Ring:もちろんです。小ネタがたくさんあります。大昔のネタもありますよ。私ですら検索するまで気付かなかった昔のエピソードやキャラクターのネタもあります。今作に登場するキャラクターすべてにおいてもそうです。まだ少ししか披露していませんが、サプライズも用意してますよ。

ーー『レゴ』ゲームはどの作品をベースにしていても、欠かさず毎回ユーモラスな演出を見せてくれますね。ダークで重厚なDCの世界観に、そのセンスをどのように落とし込んだのでしょうか。


Ring:正直に言うと、暗くてシリアスのほうが好ましかったりもします。そういう重厚な物語を気楽な感じで茶化してみると、私たちにとって一番面白いシーンが生まれます。どのタイトルもそうですね。暗い話は軽くしてトーンを明るくする。今回の目的のひとつは、今までの作品の中で史上最高に痛快なゲームにすることでした。なんてったって悪役のセリフが最高ですからね!ヴィランを中心にしたゲームなら、そういうところを強調することができるんです。

ーーキャラクター作成以外に、どのような要素を特徴としていますか。

Ring:いろんな能力やシステムも押し出していきたいと考えてました。前作に出た「シルバーレゴ」なども今回のデモ版に登場していますね。これもあまり具体的には話せませんが、DCキャラクターと関係している要素もあります。強いて言えば、ジョーカーならできることや、スケアクロウみたいなヤツならできること、というのを考えるとある程度想像できるかも。

ーー最後に、『レゴDC スーパーヴィランズ』をプレイしようと思っているシリーズ新規プレイヤーや、過去作からのファンへメッセージをお願いします。


Ring:『レゴDC スーパーヴィランズ』は、自分だけのオリジナルキャラクターとしてオープンワールドを駆け回っていくのが本当に楽しいゲームです。そして、一度作ったキャラクター、一度選んだアビリティーはその後二度と変えられない、というわけではありません。いつでもカスタマイズできます。そうして作り変えたりしつつ、そのキャラクターで世界を探検していくのも面白いですよ。悪役たちのやりとりも愉快ですしね。私たちもカットシーンを何回も観ています。観るたびに新しい何かを発見するからです。私としては、DCユニバースをそうやって体験できるところに魅力があると思います。

ーーありがとうございました。
《Cameron Gilbert@Game*Spark》

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