
『ジャストコーズ』シリーズの開発で知られるAvalanche Studiosは、Co-opオープンワールドアクション『Contraband』の開発を一時中止すると発表しました。
4年開発続いたCo-opアクションのプロジェクト停止
2021年に発表された『Contraband』は、密輸業者の楽園となっている1970年代の架空世界Bayanを舞台にしたCo-opオープンワールドアクションです。マイクロソフトのXbox Game Studios Publishingがパブリッシングを務め、Xbox Series X|Sの独占タイトルとして発売された後に、PC版が登場すると発表されていました。
同作は発表以来続報がありませんでしたが、2025年7月に公式トレイラーが非公開になっていることが確認されます。その後、8月7日にAvalanche Studiosの公式サイトで本作の開発を停止する声明文が公開されました。発表では将来性を評価するためにプロジェクトを一時中止すると説明しています。
Avalanche Studiosは2024年6月にニューヨークとモントリオールのスタジオを閉鎖して、全従業員のおよそ9%に当たる約50名を解雇すると発表しています。創設者で元CCOのChristofer Sundberg氏は『Contraband』の開発はストックホルムで行われていると報告していましたが、閉鎖による開発への影響は明らかになっていませんでした。
また、マイクロソフトは2025年7月に約9,000人を対象にした大規模なレイオフを開始しており、『EVERWILD』やリブート版『パーフェクトダーク』などのタイトルが開発中止になったと報じられていました。
『Contraband』については本記事執筆時点では開発中止の理由などの詳細は明らかになっておらず、Avalanche Studiosは今後の展開について可能な限り早くアナウンスすると発表しています。