
レトロゲームの互換機を開発しているRetroTINKとAnbernicは、アメリカへの製品の出荷を停止すると発表しました。トランプ大統領が発表した「相互関税」の影響の余波はまだまだ収まりません。
「非公式」ハードウェア開発にも波紋を呼ぶトランプ関税政策
Due to lack of guidance on how tariffs will be collected starting May 2nd, we've made the difficult decision to temporarily suspend US shipments:April 23rd - Last day for non-expedited ordersApril 28th - Last day for expedited orders.1/4
— Mike Chi (@retrotink.com) 2025年4月15日 8:55
RetroTINKのMike Chi氏は、5月2日以降の関税の徴収方法に関するガイダンスが不足しているため、アメリカへの商品の発送を一時的に停止するとBlueskyで発表しました。同氏は「問題はいずれ解決されると期待しているものの、いつどのように解決するかはわからない」とコメントしており、公式サイトでは徴収方法が明確になり次第発送を再開すると報告しています。
Anbernicは公式サイトの配送ポリシーを更新し、中国からアメリカへの発送を停止すると発表。RetroTINKと同じく相互関税の影響を受けた変更と説明されています。
トランプ大統領が発表した相互関税政策はゲーム業界にも大きな影響を及ぼしており、アメリカとカナダでは関税の影響によりニンテンドースイッチ2の予約受付が現地時間の4月24日に延期されました。「非公式」ハードウェア分野にも波紋を呼んだ関税政策に関する問題は、ユーザーと開発者の両方から早期の解決が望まれています。
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