「Guys」とは?シーズン2開始目前『Fall Guys』開発者インタビュー!「“たけし城”こそ“競争”と“絶対的なバカバカしさ”の完璧なミックス」 | GameBusiness.jp

「Guys」とは?シーズン2開始目前『Fall Guys』開発者インタビュー!「“たけし城”こそ“競争”と“絶対的なバカバカしさ”の完璧なミックス」

シニア・デザイナーであるAnthony Pepper氏にメールインタビューを行いました。

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「Guys」とは?シーズン2開始目前『Fall Guys』開発者インタビュー!「“たけし城”こそ“競争”と“絶対的なバカバカしさ”の完璧なミックス」
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PS4/PCを対象に発売中の『Fall Guys: Ultimate Knockout』。最大60人が生き残りをかけて戦うオンラインパーティーゲームで、そのシンプルなゲーム性と次々と生まれる笑える瞬間ゆえ、多くの人に楽しまれています。

Game*Sparkではまもなく始まるシーズン2を目前に、本作のシニア・デザイナーであるAnthony Pepper氏にメールインタビューを敢行しました。



Anthony Pepper氏

――まず、なぜ「風雲!たけし城」をベースとしたゲームを作ろうと思ったのでしょうか?

Anthony Pepper氏(以下Pepper氏)「風雲!たけし城」のような、風変わりで、いたずらっぽく、ドタバタな面白さがあるバラエティ番組こそ、私たちMediatonicが作りたいゲームにぴったりでした。他にも欧米のバラエティ番組である「Wipeout」や「Gladiator」からも影響を受けており、これらすべての番組のアイデアからインスパイアされ、60人のプレイヤーが楽しめるクレイジーなゲームが生まれたのです!

――なぜ「たけし城」は面白いと思いますか?イギリスのバラエティ番組との違いはありますか?

Pepper氏「たけし城」が面白いのは、参加者をバカバカしいシチュエーションに置きながらも、まるで真面目なコンテストのように皆が勝ちを目指すという点だと思います。つまり、「競争」と「絶対的なバカバカしさ」の完璧なミックスなのです。対して、イギリスのバラエティ番組には少しワイルドさが足りないと思います。しかし、「It’s a Knockout」という番組が1980年代、イギリス王室のメンバーを参加させたということがありました!

――「たけし城」の本場である日本で本作がヒットしたことについて、どう思いますか?

Pepper氏日本の皆さんに本作を気に入っていただき、めちゃくちゃ嬉しいです!日本のゲーマーの方々は本作にとても共感してもらっていますし、日本のバラエティ番組からは多くの影響を受けていますので、そういう意味でも開発チーム全体、とても嬉しく思っています。

――公式Twitterアカウントの運用がとても上手です。どなたが担当されているのでしょうか?

Pepper氏私たちのシニア・コミュニティ・マネージャーであるOliver Hindleが担当しています。最高のコミュニティ・マネージャーですよ。本作の素晴らしく(そしてフレンドリーな)コミュニティをしっかりとまとめ上げています。


――チート対策は今後どうしていくのでしょうか?Easy Anti-Cheatはありますが、これで十分だとお考えでしょうか?

Pepper氏シーズン中間アップデートでEasy Anti-Cheatを導入して以来、チーター対策に大きな効果がありました。もちろん、今後も他のプレイヤーから不正な方法でアドバンテージを取ろうとするプレイヤーは現れるでしょう。しかし、プレイヤーの皆さんが楽しい体験をできるよう、より効果的な方法を模索しつつ、そういったチーターたちとの戦いは続けていきます。

――ストリーマーなどからはカスタムマッチへの期待が高まっています。仕様は決まっているのでしょうか?

Pepper氏今後追加する要素については様々な計画があり、ストリーマーやコンテンツクリエイターのコミュニティからのフィードバックからは大きな影響を受けています。まだカスタムマッチなどについて言及できる段階ではありませんが、ストリーマー含め、ファンの皆さんの声には耳を傾けていますので、ご安心ください!

――特定の位置に立って他のプレイヤーを邪魔するようなプレイヤーがいますが、どう思いますか?他のプレイヤーが楽しめるように、何か対策を取る予定はありますか?

Pepper氏本作においてプレイヤーが取れる行動は、自然な行動であり、それゆえに面白い場面が生まれると思っています。もちろん、他のプレイヤーにとってはイライラすることもあるかもしれません。スライム・クライムの橋の上に突っ立っているプレイヤーなんて、まさにそうです!私もプレイ中にこれを見ましたし、動画やミームでも見ました!しかしプレイヤーたちが協力する場面も見ることができ、とても温かい気持ちになったのです。基本的に、本作はプレイヤーたちが自分たちを表現できる場所にしたいと思っています。そしてそれが作り出すカオスな状況こそが、エキサイティングな瞬間を作り出す種なのではないかと思っています!


――誰でも勝てる可能性のあるゲームを目指しているということですが、ランクマッチや、マッチングでのTierなどを導入する予定はあるのでしょうか?

Pepper氏将来追加する様々な要素については検討を進めていますし、マッチメイキングについてはコミュニティからのフィードバックを参考にしています。今言えるのはそれだけです。すいません!

――「勝てないユーザー」に勝利を味わえる要素を用意する計画はあるのでしょうか?

Pepper氏この件については近い将来、お話できることがいくつかあると思います。まず、シーズン1においてはより多くのランダム性とバリエーションを追加してきました。「BIG YEETUS」アップデートでは様々な変更を行い、ステージを攻略できていないプレイヤーには攻略しやすい調整をしています。シーズン2ではシーズンリワードとして6倍の「王冠」が入手できるようになります!優勝できないプレイヤーでもコスメティックリワードをより簡単に入手できるようになるでしょう。

――「BeanBot」と戦えるBOT戦のようなモードの追加予定はありますか?

Pepper氏素晴らしいアイデアですね!彼は一体いつ帰ってくるのでしょうか…

――シーズン1では、多くのコスチュームが勝利でのみ手に入る「王冠」と交換での入手となっていました。自分もコラボコスチュームを一切入手できていません。これは今後改善されるのでしょうか?

Pepper氏はい!上でも述べましたように、シーズン2では6倍の「王冠」を入手できるようになりますので、レアなコスチュームもより簡単に手に入れることができるようになるでしょう。

――SNS上の反応などでは、様々なところから「コラボしたい」ということで色々なGuysの姿のイラストが投稿されています。今後、そのような企業やストリーマーとコラボしたコスチュームを配信する予定はあるのでしょうか?

Pepper氏たくさんの方達にコラボレーションの興味を持っていただき、とても興奮しています!コミュニティからのファンアートやブランドによるコンセプトアートまで、見ているだけでとても楽しいです。これらに影響を受け、「Battle of the Brands」というチャリティオークションをTwitterで行い、Special Effect(注:身体に障害がある人にもゲームを楽しんでもらうための活動)のために100万ドル集めることができました。彼らの活動は、Mediatonicチームが目指すものととても近いものがあります。今後もタイミングを見て、クリエイティブなコラボレーションを続けていきたいと思っていますので、アップデートをお楽しみに!


――日本では特に「髪のあるGuys衣装」のファンアートをよく見ます。「髪型付き」衣装については、すでにPortalのコラボ衣装や、シーズン2の魔女衣装などで登場するようですが、髪などを任意に付けられるような、追加の「アクセサリー枠」は今後の計画でありえるのでしょうか?

Pepper氏現時点で、頭につけるアクセサリーのようなものは考えていません。これはGuysのカスタマイズをシンプルにしておきたいからです!とはいえ、プレイヤーたちからのフィードバックには常に耳を傾けていますのです、今後絶対に追加しない、とは言えません!

――開発チームでは、普段、日本のストリーマーの配信を見る機会がありますか?また、お気に入りのストリーマーや、たまたま見た面白かった瞬間はありましたか?

Pepper氏HikakinGamesの配信は何度か見ました。彼がプレイするのを見るのは面白いですね!特に彼が「シーソー」をプレイする姿が楽しかったです。このステージは私がデザインし、多くのプレイヤーが笑える体験をしているのではないでしょうか。

――最後になりますが、本作でプレイヤーが操る「Guys」とはなんなのでしょうか?彼らの住む世界では、彼らは普段普通に生活していて、大きな祭りだったり、バラエティ番組に参加する感覚でゲームに参加しているのでしょうか?それとも、あの姿はきぐるみで中になにか入っていたりとか…?

Pepper氏いい質問ですね!彼らはとても不思議な存在で、ネット上でも様々な説が流れています。私たちが知っているのは、彼らはBlunderdomeという世界でショーにただひたすら参加するという運命だということです。彼らの人生における唯一の目的は、勝って「王冠」を入手することだけなのです。それ以上は、今も謎に包まれています…

――ありがとうございました。


《編集部@Game*Spark》

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