ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが「モンスターハンター」イベント展開にクラウドを採用した理由(後編) | GameBusiness.jp

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが「モンスターハンター」イベント展開にクラウドを採用した理由(後編)

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●ソーシャル連携でのトラフィック変動にも対応
  • ●ソーシャル連携でのトラフィック変動にも対応
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●ソーシャル連携でのトラフィック変動にも対応

ユー・エス・ジェイ マーケティング・営業本部 マーケティング部 インタラクティブマーケティング 課長の大森研治氏が、ゲームソフト「モンスターハンター」とタイアップした「MONSTER HUNTER THE REAL」というイベントに、NECビッグローブの「BIGLOBEクラウドホスティング」を採用したのにはもうひとつの理由があった。

「今回、ツイッターなどソーシャルメディアとの連携による口コミの拡大という目的もあったので、急激なトラフィックの集中にどう対応するかという点も運用時の問題として検討対象となっていました」

このように述べる大森氏は、クラウドの特徴であるスケールアウトのしやすさも評価したようだ。キャンペーンサイトは、パークでの本イベントが始まる前から、メイキングのコンテンツを公開していったり、ゲームの公式サイトからのリンクも用意されていた。サイトの更新や公式サイトからの発表などがあると、関連したツイートが急激に増え、サイトへのアクセスも上がる。このような、突発的なトラフィックのピークには、ロードバランサ、サーバー複製、監視・リソースモニタの機能を活用して対応した。

通常運用では、ロードバランサにトラフィックの分散処理を行わせておく。トラフィックが集中しだし、既存のサーバーでは足りなくなると判断すると、サーバー複製の機能を使ってアプリケーションも含めてサーバーを増設し、ロードバランサにサーバーを接続する。この運用で、数分から数十分で、ある程度のトラフィック変動への対応が可能となる。

●クラウドのパフォーマンスにはほぼ満足

監視・リソースモニタの機能は、負荷集中によるサイトのレスポンス低下やサイトダウンを未然に防いだり、サーバーの負荷状況を分析するために活用する。リソースモニタはサーバーの負荷状態などをグラフ表示してくれるもので、目視によるチェックを支援してくれる。そして、監視機能はサーバーのCPU使用率やレスポンスなどが一定のしきい値を超えるとアラートを上げ、メールを飛ばしてくれる。このアラートを頼りに、オンデマンドでさらにサーバーの増強が可能となっている。

クラウド利用の効果と評価についてはどうだろうか。大森氏は、「まだイベントが終了していない段階なので、」(8月末取材時現在)と前置きしながら、「企画時の予定通りキャンペーンサイトは公開できました。それも、思ったクオリティでできたのは、サーバー設定やシステム構築に煩わされず、コンテンツやサービスづくりに集中できたからだと思います。また、期間中のサイトがダウンしたりレスポンスが遅いなどといった、ファンの皆様にご迷惑をかけるような事態も起こっておりません」と満足しているようだ。

そして、短期間でサイト構築ができ、運用の効率化も実現したことは、当然、コスト削減にもよい効果がでている。大森氏は、「ロードバランサは月額固定にして、それ以外のサーバーやオプションは従量課金での契約が無駄がなくていいですね」と、実際の運用での効果を語ってくれた。

●非クラウドシステムでは1.5カ月かかってしまう

今回クラウド利用によって極めて短納期なプロジェクトを成功に導いたわけだが、クラウドではないシステムで構築したとしたらどうなっていただろうか。

「2週間でWebサイトに必要なリソースや設定が用意できたのは、クラウドだから可能だったと思います。クラウド以外で同様なシステムを立ち上げるとなると、いままでは1.5ヵ月はかかっていました。サイトの設計だけでなく、サーバーの調達や初期インストールに環境構築など考えると、どうしてもそれくらいかかります。また、トラフィック変動のためにマージンをとったサーバー投資を行わず、サービスの質を落とさない。サイト開設期間を従量課金でコストも最適化できる。といったメリットも考えると、他のソリューションだったらうまくいっていなかったでしょうね」

以上のように語る大森氏は、今後の類似のサイトや別のシステムへも、クラウド展開も考えているという。すでにビジネスの現場では、クラウドでなければ対応できないような事例や応用が広がりつつあるのかもしれない。

※画像/(C)CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED. (C)&(R)Universal Studios. All rights reserved. CR11-2743
《RBB TODAY》

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