ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが「モンスターハンター」イベント展開にクラウドを採用した理由(前編) | GameBusiness.jp

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが「モンスターハンター」イベント展開にクラウドを採用した理由(前編)

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●リアルイベントをクラウドで支援するプロジェクト
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 この夏、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(以下、パーク)で、ゲームソフト「モンスターハンター」とタイアップした「MONSTER HUNTER THE REAL」というイベントがスタートした。パーク内には、等身大リオレウス希少種やリアルに再現された武器などのアイテム展示、ユクモ村の世界観に囲まれながら他の人とプレイできる会場など、専用スペースが設置された。

 この企画のプロモーションを担当するユー・エス・ジェイ マーケティング・営業本部 マーケティング部 インタラクティブマーケティング 課長の大森研治氏は、「パークのイベントは映画に関するものばかりと思うかもしれませんが、パークとしては映画にこだわっているわけでありません。コンテンツとして、ワールドクラスのクオリティを持ったエンターテインメントであるかどうかを一つの基準としています」という。それでも、ゲームとのタイアップは珍しいそうだが、「モンスターハンター」のキャラクター設定、世界観など細部の創り込みがとてもハイレベルであることは、大森氏をはじめプロジェクトのスタッフも認めるところ。そして、「だからこそ、このクオリティをリアルで再現できるのはパークしかないと思いました」(大森氏)とタイアップを決定したという。

●課題は短納期かつワールドクオリティ

 ユー・エス・ジェイでは、このイベントを盛り上げるため、キャンペーンサイトを立ち上げた。通常はマス広告での告知展開が基本となるが、今回のタイアップとなる「モンスターハンター」は、ネットと親和性が高い。今回は15秒、30秒のCMを打つよりも、Web中心でじっくり世界観を伝える戦略をとった。しかし、大森氏は、キャンペーンサイトを構築するにあたって大きな問題に直面する。「この企画が動き出したのが5月の連休明けでした。本イベントは8月ですが、キャンペーンサイトは7月頭から公開する必要があったので、まずサイト構築の納期が非常に短いという問題がありました」(大森氏)。

 オンライン型ゲームであるモンスターハンターのイベントでは、Web連携やソーシャルメディア連携が重要。サイトの見栄えや機能も、リアルイベントやゲームと遜色ないクオリティを実現しなければファンは納得しない。そのため、サイトでは更新が続く。またゲームキャラクターのブログ、ツイッターやFacebookとの連携機能、等身大リオレウス希少種のメイキングの様子やイベント紹介などに音楽や画像を使ったリッチなコンテンツも多く、本格的なキャンペーンサイトになっている。加えて、ゲームの公式サイトからのアクセスの流入も考慮しなければならず、システム要件としては決して簡単なものではなかった。

●納期優先だが、運用開始後の効率も考える

 以上のような状況から、「とにかく短期間でのサイト構築、短納期が可能であることを優先事項に検討しました」と大森氏が言うように、スピード感を重視した。ここで、ユー・エス・ジェイが選択したソリューションはクラウド利用だった。クラウドの特徴であるサーバーの拡張性はもちろんのこと、設定やインストールに時間がかからず、稼働までのリードタイムが短いことがポイントとなった。

 最終的にユー・エス・ジェイが採用したクラウドサービスは、オフィシャル マーケティングパートナーであるNECビッグローブの「BIGLOBEクラウドホスティング」だった。同サービスは、クラウド基盤をIaaS形式で提供するもので、仮想サーバー、OS、ネットワークをオンデマンドに利用できるものである。設定や管理は、ブラウザ経由でクラウドのコントロールパネル(管理画面)を操作して行う。

 仮想サーバーのOSは、CentOS 5(64bit) 、Red Hat Enterprise Linux 5(64bit) 、Windows Server 2008 R2 Standard Edition(64bit) 、Windows Server 2008 R2 Enterprise Edition(64bit) 、Windows Server 2008 Standard Edition (32bit) から選択できる。CPUは仮想CPU1台単位で、メモリも1GB単位(8GBを超えると4GB単位)、HDDも10GB単位、100GB単位など、細かい設定が可能となっている。また監視・リソースモニタ、ロードバランサ、サーバー複製などの管理ツール、およびWAF、ファイアウォール、IDS、VPNといったセキュリティ機能もオプションで簡単に設定、利用できるのも魅力だ。料金体系は、初期費用なしで月額固定と従量課金の両方が用意されている。必要なプラットホームを最短5分で構築できることもウリとなっており、仮想サーバーを構成するだけなら、コントロールパネルと呼ばれる管理画面から3ステップで可能だ。

 以上のような特徴を持つBIGLOBEクラウドホスティングだが、その決定にいたる経緯について大森氏は、「サイト運営や管理機能など、運用時の効率や作業のしやすさも考慮しました。BIGLOBEクラウドホスティングのサービスでは、コントロールパネルの操作性、サーバーの増減が素早くできること、ロードバランサやサーバー複製などの機能、監視のリソースモニタ機能などもオンデマントに対応している点に魅力を感じました」と話す。

 短納期という要件はどのようなものだったかというと、6月中旬くらいにキャンペーンサイトの話が動きだし、7月上旬にはサイトは公開されていなければならない状態だったという。そこから、サーバーの構成やシステムの設計、必要なソフトウェアやコンテンツのインストール、そして設定まで、BIGLOBEクラウドホスティングによって結果的には2週間で終わらせることができたという。

 後編では、ユー・エス・ジェイが「BIGLOBEクラウドホスティング」を採用したもうひとつの理由を中心に紹介する。

※画像/(C)CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED. (C)&(R)Universal Studios. All rights reserved. CR11-2743
《RBB TODAY》

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