GSC Game Worldが開発・販売を手がけるサバイバルホラーFPS『S.T.A.L.K.E.R.』シリーズ。同社CEOのIevgen Grygorovych氏とクリエイティブディレクターのMaria Grygorovych氏が、海外メディアInsider Gamingのインタビューに答えました。
「世界中にメッセージを伝えるための、本当に重要な手段」

同インタビューは、BAFTA Games Awards 2026のGame Beyond Entertainment部門にて『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl』がノミネートされたことを受けて行われました。
当初はウクライナに開発拠点を持っていたGSC Game Worldですが、戦争の激化によってチェコ・プラハのスタジオに開発の中心を移すまで開発中断を余儀なくされ、結果として『S.T.A.L.K.E.R. 2』の発表から発売までは14年を要しました。Game Beyond Entertainment部門への同作のノミネートも、そういった背景があってのことでしょう。
同スタジオは、戦禍での壮絶な開発過程を描くドキュメンタリーも公開していました。

GSC Game WorldのCEOであるIevgen Grygorovych氏は、開発中のDLC「Cost of Hope」と今回のノミネートに関連して次のように語っています。
「私たちの地域では、このゲームは自分たちの戦争と密接に結びついています。私たちチームも、起こっているすべての出来事の一部です。私たちにとって、このプロジェクトは単なる娯楽をはるかに超えたものです。世界にメッセージを伝えるための、本当に重要な手段なのです」

また、同社のクリエイティブディレクターであるMaria Grygorovych氏は次のように語りました。
「私たちは既に目標を達成しました。なぜなら、最も重要な目標の一つは、プレイヤーにウクライナ文化を愛する機会を与えることだったからです。私たちは、ウクライナ文化は愛されるに値するものだと心から信じています。世界中の人々がウクライナ音楽、ウクライナ語や文学、あるいはゲームの背後にある哲学に興味を持ち始めたりしているのを見ると、芸術を創造するという私たちの内なる目標にとって、私たちが重要なことを成し遂げたという証拠になります」
ウクライナ発で、さらにはポストアポカリプスものという似たようなコンセプトを持つゲーム『Metro 2039』の発表を祝福するなど、信念をもってゲーム開発をしていることが伺えるGSC Game World。2026年2月にはウクライナ紛争から4年経過したことを受けて、同スタジオはメッセージを公開していました。
紛争を経て開発された『Metro 2039』のスタジオもこういった信念についてゲームの発表時に語っているので、こちらも要チェックです。
GSC Game Worldが開発する『S.T.A.L.K.E.R. 2』のDLC「Cost of Hope」は、今夏より配信予定となっています。












