任天堂、スイッチ2効果で売上高2.3兆円とほぼ倍増—スイッチ2の値上げも発表 | GameBusiness.jp

任天堂、スイッチ2効果で売上高2.3兆円とほぼ倍増—スイッチ2の値上げも発表

2026年3月期はSwitch 2が約1,986万台を販売し業績を大きく押し上げた一方、来期はスイッチ2の価格引き上げや関税影響への対応が焦点となります。

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任天堂、スイッチ2効果で売上高2.3兆円とほぼ倍増—スイッチ2の値上げも発表
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任天堂は2026年5月8日、2026年3月期(2025年4月~2026年3月)の連結決算を発表しました。売上高は前期比98.6%増の2兆3,130億円、営業利益は同27.5%増の3,601億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同52.1%増の4,240億円となりました。

売上高がほぼ倍増した一方、営業利益率は15.6%と前期の24.3%から低下しています。ハードウェア販売比率は66.7%(前期43.7%)へ上昇し、売上総利益率は39.3%(前期61.0%)に低下しました。広告宣伝費も865億円から1,446億円へ67.1%増加しました。

営業外では持分法投資利益827億円、為替差益443億円などを計上し、経常利益は5,421億円に達しています。

スイッチ2は約1,986万台、マリオカート ワールドが1,470万本

2025年6月に発売したニンテンドースイッチ2は、通期で1,986万台を販売しました。決算説明資料によると、スイッチ2の本体セルスルー(実売)はスイッチ発売直後の通期実績を上回る水準としています。年間プレイユーザーは前期に続き1億人超の規模で推移しました。

ソフトウェアでは、本体と同時発売の『マリオカート ワールド』が本体セット販売分を含め1,470万本を記録。『ドンキーコング バナンザ』が452万本、『Pokémon LEGENDS Z-A Nintendo Switch 2 Edition』がパッケージ版のみで394万本となり、スイッチ2ソフト全体では4,871万本を販売しました。

一方、発売10年目を迎えたニンテンドースイッチもハードウェア380万台、ソフトウェア1億3,691万本を販売し、一定の需要が続いています。デジタル売上高は4,076億円(前期比25.0%増)で、ソフト売上高に占めるデジタル比率は54.6%に上昇しました。

来期予想:売上高2兆500億円、関税・部材高で約1,000億円の原価増

2027年3月期の業績予想は、売上高2兆500億円(前期比11.4%減)、営業利益3,700億円(同2.7%増)、純利益3,100億円(同26.9%減)としています。前提為替レートは1ドル150円、1ユーロ175円です。

注目すべきは、メモリを中心とする部材価格の高騰と関税措置に伴う原価への影響として約1,000億円を織り込んでいる点です。米国の関税措置については2026年3月末時点の税率を勘案しています。

販売数量の見通しは、スイッチ2がハード1,650万台・ソフト6,000万本、ニンテンドースイッチがハード200万台・ソフト1億500万本です。Switch 2は初年度に販売が集中した反動で前期比減となるものの、「発売2年目として順調な普及水準」を見込むとしています。

スイッチ2の値上げを発表

来期中にスイッチ2の価格変更を実施します。日本では2026年5月25日に49,980円から59,980円(税込)へ、米国では9月1日に449.99ドルから499.99ドル(税別)へ、欧州でも9月1日に469.99ユーロから499.99ユーロ(税込)へ引き上げます。

《多賀秀明》

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